君が……だから。【snr】

37.フィクションでも ページ39

し「ファーストキスをセンラに奪われたんか……」

せ「なんで残念そうなんや。事実上はそうだけど」

し「なんや[事実上]って」

せ「Aはそのこと知らんから、もし他の奴からされてたとしたら認識上そっちが初めてってこと」

し「じゃあ不意打ちでも[認識上]初めてにしたら?」

せ「嫌われる、やだ」

し「なんでそんなとこだけ臆病なん」

せ「もうええやろこの話」

とんでもなくめんどくさい話がようやく終わりました

し「そろそろ練習見に行こか、暇やし」

せ「そうやな」


廊下を歩くこと5分。劇の稽古をしている音楽室に着いた

ドアが開いてるため、坂田と監督の生徒、そしてAが一緒にいるのが分かった

さ「そう?ねえねえ本番ってキスしてもええの?」

さすが俺の地獄耳。そして残念だったな坂田、一番聞かれなくなかったところを聞かれるなんて

監督「ふーん、そういうことね〜お好きにどうぞ〜」

さ「サンキュー!じゃあAちゃん練習しとこっか!」

せ「なに調子に乗ってんねん、お前本番までに命落とすで」

俺はその3人の会話に切り込む。監督の子はそそくさとどっかへ行ってしまった

『そっち終わったの?』

せ「機材の説明だけだったし。で、こっち来てみれば案の定なあ」

さ「なんでそんなに突っ掛かるのかなー?あれ、もしかしてセンラくんAちゃんのこと……」

気持ち悪い呼び方で俺をイラつかせてくる。今日は負けんからな

せ「うるせえ。人のこと言っとらんで自分も1回くらいは自分の気持ち正直に言ったらどうや?で、振られてしまえ」

……多分振られないけどな

さ「お前も似たようなもんやろ。幼馴染だからって油断するなよ?」

せ「勝つのは俺や。お前は一生お芝居の中だけで王子様やってろ」

Aがやれやれというような顔で俺らの喧嘩を見ている

粋がってられるのも今のうちかな。


おそらく勝負は文化祭の日だ

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どうも、作者のペるはむです

友達にかっこよく歌えるためにどうすればいいのかみたいなことこの間聞いたんですよ

そしたら「背中からポーンと声を出す」って言われました

これ日本語ですかw?

一緒に話してた小6の子は分かったのになぜ中2の僕が分からないのか……

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