ロリ呪霊、拾ってきた。【五条悟】

７話 ページ7

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『がくちょー怖いけどいい人だね』


「でしょ、でも怒るとすーごく怖いから怒らせちゃダメだよ」


『はぁい』




あと、ちゃんと挨拶できて偉かったね、と言って頭を撫でた。


にこにことご機嫌にウサギの人形……うーちゃんを抱きしめて、僕と手を繋いで歩いている。


夜蛾学長、てっきりAにも詰問紛いの面接でもするのかと思っていたが、それは杞憂だったらしい。


さて、この後どうしようか。


…暇だし悠仁たち1年ズに紹介がてら会いに行こうかな。




「…よし、A！次は1年生の教室に行くよ」


『だれかいるの？』


「3人居てね、皆いい人だから安心して」




そういえば今は授業中じゃんか。


やば、珍しく責められる程の遅刻したなぁ。




「僕が呼んだら入ってきて」


『わかった』




最初から入ってきちゃ面白味ないからね。


教室の前でAを待たせ、勢いよくドアを開けた。




「やぁやぁお待たせ！待った？」


「あ、先生遅かったね〜」


「……アンタ、何分遅刻したか分かってます？」


「寄り道でもしてたんじゃないの？」


「いやぁごめんごめん、ちょーっと急用でさ」




本当に急用か？と言いたげな顔で僕を睨む恵と野薔薇。


悠仁だけはいつも通り、うーんいい子。




「突然だけど、今日は皆に紹介したい子がいるんだ。
　A、おいで」


『………ん』




僕が呼ぶと、とてとてと教卓まで歩いてきた。


それを3人は物凄く凝視している。


恵と野薔薇の2人はもう気付いてるみたい。




「訳あって今日から高専生のAちゃんです！
　仲良くしてあげてね〜」


『よろしく…おねがいします……』







「こ、高専生ぃ……！？」

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