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二十三話、姐の独白 ページ35

鏡花が出て行ったコンテナに一人で佇んでいるA。彼女は、自分と鏡花を比べ、一つの溜息を吐いた

A(鏡花…貴女が六月で三十五人殺し、生きている事が罪ならば…六月で百五十人殺した私は…どうなるのでしょうか…ポートマフィアに拾われ…生きる為に培った殺しの才能…鏡花…貴女と私は似ている…そう思いましたが…違う様ですね…)

Aは、芥川と対立する鏡花を見ると、少し口角を上げ

A(私より貴女の方が、ずっと芯が強かった…あの日、私が感じた共通点…私が貴女をずっと守っていたのは、鏡花に私の様になって欲しくなかったからだった…)

Aは、再び外へ目を向け、今度は自身の“兄達”が対等しているのを見届けた

A「皮肉…ですね」

そう自傷的に笑いAは、決着のついた二人の方へ向かった

〜〜〜

敦が気を失う直前

A「驚きましたよ」

Aの声に、敦が慌てて後ろを振り返る

敦「君は…」

敦の問いに、Aは笑みを崩す事無く

A「芥川A。それが私の名です。にしても貴方がまさか兄様を倒すなんて…誤算でした」

そう言い、敦の目の前に立つ。敦は異能を発動させ乍ら

敦「僕は捕まる訳には…」

A「あ、もう結構です。彼方との取引期限がたった今終わりましたので」

するとAは、敦に背を向け

A「貴方に言うのは癪ですが…鏡花を頼みました。中島敦」

そう言い、芥川が落ちて行った海へと飛び込んだ




〜作者から〜

スランプで死んでいました。羅生門と虎は、夢主ちゃんを出せる部分が無く飛ばしてしまいました。すみません(土下座)コロナの感染者がどんどん広がり、いつまで経っても収束しませんね…しっかり家の中で過ごして、少しでも早く収束する様努めましょう!!

二十四話、彼女への試練→←二十二話、救済への賭け



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設定タグ:文スト , 芥川龍之介 , 中島敦   
作品ジャンル:アニメ
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りんりん(プロフ) - 神楽さん» 正解です!わざわざありがとうございます。嬉しいです! (2023年2月11日 21時) (レス) id: 67e2abf0c7 (このIDを非表示/違反報告)
神楽 - 花は,君影草。花言葉は「幸福が戻ってくる」。ですかね…? (2023年2月11日 20時) (レス) @page8 id: 41c526018a (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - 麗さん» ご指摘ありがとうございます!すぐに訂正致しました。これかもよろしくお願いします (2021年5月21日 12時) (レス) id: 67e2abf0c7 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 4ページ 確かめたくて の め が抜けています (2021年5月20日 22時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - やっさんさん» やっと二期に入りました!長かった〜 (2020年12月29日 1時) (レス) id: 7fd268645f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りんりん | 作成日時:2019年11月13日 20時

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