【文スト】 光の少年と闇の少女

二十話、束の間の再会 ページ29

〜次の日〜

朝、自力で帰ってきた梶井を呼び出し説教の後

A「報告、行ってください」

Aの言葉に

梶井「わ、分かりました〜…」

梶井が行ったのを確認すると、Aは執務室へと向かった。すると前方から

？「おう！Aじゃねぇか！」

半年振りに“彼”が帰ってきた

A「お久しぶりです。“中也”さん半年ぶりですね。」

Aが挨拶をすると

中原「嗚呼、やっと小競り合いを解決出来たぜ。だがまだ鬱憤が溜まってやがる…どっかでストレス発散出来ねぇもんかねぇ」

中也の愚痴に

A「だったら良い報告がありますよ」

Aがそう言うと

中原「なんだ？」

A「太宰さんが地下牢に囚われています」

その言葉に

中原「まじか？！」

と、驚き半分、嬉しさ？半分な中也に

A「はい、暇になり次第行けば如何ですか」

Aがそう言うと、中也は、Aの頭を手を置き

中原「そうする、ありがとな」

A「いえ」

中也はAの頭を一撫ですると、首領室へと向かって行った

〜廊下〜

芥川「Aか」

芥川が立ち止まったが

A「お疲れ様です」

Aはそう一言言うと、芥川の隣をすり抜ける

芥川「…悪かった…」

鏡花の一件を謝罪する芥川に

A「いえ、鏡花一人の任務なら私一人で充分回せますから大丈夫です。お気になさらずに」

Aがそう言うと、小さく頷き

芥川「先に行く。後から来い、人虎を狩る」

そう言い、ビルの外へと向かって行った

A「…大丈夫…大丈夫」

Aは自分に言い聞かせる様にそう言うと、執務室から“ある物”を取り出して、入口へと向かった

僕ちゃん！happybirthday！→←首領！梶井さん、happy birthday！

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