一話、参謀 ページ2
裏社会を牛耳る犯罪異能集団、ポートマフィア。そこには、そんな黒組織とは似ても似つかぬ少女が居た
〜ポートマフィア〜
A「人虎の捕獲?」
資料を見ていたAが切り出した。そして聞かれた本人は
樋口「はい。どうしたら良いでしょう…」
彼女は樋口一葉、ポートマフィアの構成員である。そんな彼女の質問に
A「大まかな所は私が考えましょう。後程、お伺いしますね」
ニコリと笑うと立ち上がった。それを見た樋口は慌てた様に
樋口「いえ!態々A嬢が動く事はありません!私が…」
自ら申し出ようとしたが
A「大丈夫ですよ。樋口さんは、細かな所をお願いします」
静かに。しかし有無を言わせないAの静止に樋口は折れ
樋口「分かりました。お願いします」
Aは小さく頷くと、執務室へと帰って行った
〜執務室〜
A(樋口さんが依頼人に扮し、探偵社へと潜入…密輸業者の証拠を集めるくらいの仕事だったら、新人の初仕事として出してくる可能性が高い…そして何処かの袋小路のビルの路地裏へと誘導…その前に、人目を晒す為交番でも爆破してから…兄様へ捕縛に行ってもらい…太宰さんの事を考えると…)
そう、作戦を練っていると
コンコン
静かな執務室へとノックの音が響いた。Aは慌てて立ち上がり
A「はい!どうぞ」
Aが返事をすると
尾崎「Aや、今、大丈夫かえ?」
A「姐様?はい、大丈夫です。如何かしましたか?」
Aが尋ねると尾崎は穏やかな笑みを浮かべ
尾崎「何、久々に茶会でも如何だ?最近、Aも忙しかったであろう?」
尾崎がそう言い、Aも
A「そうですね。また私もお茶会したいです」
Aの肯定に満足そうに首を縦に何度か振った。そしてふと、Aの手元を見た尾崎。そして
尾崎「おや、計画書かえ?」
資料を見るとそう尋ねた。そしてAは
A「はい。明日、人虎を仕留める計画が実行されますのでその計画を」
尾崎「成程の。そうじゃ、鏡花が会いたがっておったぞ」
Aにそう言うと
A「本当ですか?今度行ってみます」
そう、穏やかな笑顔で答えた
尾崎「愛いのう…」
その笑顔を見た尾崎はAを抱きしめる。そしてゆっくりと離すと
尾崎「では、茶会は今度声をかけるでのう。頑張るのだぞ」
A「はい。姐様」
Aは笑顔で尾崎を見送った
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りんりん(プロフ) - 神楽さん» 正解です!わざわざありがとうございます。嬉しいです! (2023年2月11日 21時) (レス) id: 67e2abf0c7 (このIDを非表示/違反報告)
神楽 - 花は,君影草。花言葉は「幸福が戻ってくる」。ですかね…? (2023年2月11日 20時) (レス) @page8 id: 41c526018a (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - 麗さん» ご指摘ありがとうございます!すぐに訂正致しました。これかもよろしくお願いします (2021年5月21日 12時) (レス) id: 67e2abf0c7 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 4ページ 確かめたくて の め が抜けています (2021年5月20日 22時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - やっさんさん» やっと二期に入りました!長かった〜 (2020年12月29日 1時) (レス) id: 7fd268645f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんりん | 作成日時:2019年11月13日 20時