検索窓
今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:109,911 hit

六十五話、蒼の使徒 ページ31

〜武装探偵社〜

A「おはようございます」

敦「おはようございます

この珍しい組み合わせは、先程、敦が出社した際ビルの前でAに合ったからだ。そのまま二人で探偵社に入ると其処には…

二人「「えっ?!」」

目の前の光景に絶句する二人

A「あ、敦さん…」

怯えた様に敦の名前を呼ぶA

敦「う、うん…」

敦も怯えた様に返事をし、先程の所に視線を戻した。其処には異様な様子の太宰が居た、敦とAは身の危険を感じ、ソファの物陰に隠れて様子を伺っていた

A「こうなれば…」

Aが意味深に呟き、出ていこうとしたその時

国木田「おはようございます」

……救世主が来た。その一言だった。そして

敦「国木田さん助けてください!!」

その機会を逃すかと言うふうに国木田に助けを求める敦、そして国木田は鬱陶しそうに

国木田「なんだ朝っぱらから」

そしてAもソファの影から出ると、顔色を悪くし乍ら

A「だ、太宰さんが…アレです…」

汚物を見る様に太宰を指差すA、其処には

太宰「オーーーーー!!!国木田君、大変なんだ!此れを見給えよ!」

何もない空間を指差す太宰、その問いに対し

国木田「何がだ」

そう返す国木田、しかし太宰は尚も

太宰「だからコレだよ!」

指を差し続ける太宰。しかし国木田は

国木田「俺にはお前の阿呆面しか見えんが?」

いつもの罵りを放つ…が

太宰「遂に辿り着いたのだ!これが黄泉の世界、黄泉比良坂!!」

全く聴く耳を持たない。それを見た国木田は

国木田「此奴は一体どう言う訳だ?」

二人に聞いた。だが

A「分かりません。私と敦さんが出社した時にはもう…」

そう言い、何かを考える様子を見せたが

敦「国木田さん、多分これです」

そう言う敦の手には完全自 殺読本と、普通は有りえないであろう色をした一口齧ったであろうキノコが

太宰「矢張り、完全自 殺読本は名著だな。裏山に生えたキノコを食するだけで、こんなにも愉快な自 殺の道へ行けるなんて!」

奇声を発しながら高笑いをする太宰。そんな太宰を見た国木田は

国木田「毒キノコでも食ったか?」

その質問に本を見ていたAが

A「それがですね、致死性の猛毒キノコと間違えて…」

六十六話、蒼の使徒→←六十四話、Murder on D Street



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.2/10 (157 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
124人がお気に入り
設定タグ:文スト , アニメ沿い   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

りんりん(プロフ) - やっさんさん» ありがとうございます!もしかしたら、幼少期、“あの人”に着させられてたのかもですね♪楽しんでいただけて何よりです (2019年12月27日 0時) (レス) id: 7fd268645f (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - りんりんさん» あらら〜。クリスマス番外編も?アクシデントだらけですね大笑い♪。夢主さんが、サンタクロースのコスチュームが苦手とは笑笑。余談、太宰さん、夢主さんに、書類整理押し付けるな〜。もう一度、カミナリ落としてあげましょうか?←夢主怒怒 (2019年12月26日 22時) (レス) id: fd24bdc7a6 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - やっさんさん» 見てくれてありがとうございます!まだ鏡花ちゃんが出せないと言う事に涙し乍ら描いてました、楽しんでいただけたなら嬉しいです! (2019年10月31日 22時) (レス) id: 7fd268645f (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - はろうぃん番外編、ロクでもないですね。太宰さんの迷惑製造機ぶりも全開。爆笑〜♪♪。 (2019年10月31日 21時) (レス) id: fd24bdc7a6 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - 楓さん» ありがとうございます!コメント,嬉しいです!これからも頑張って行くので,よろしくお願いします! (2019年10月24日 1時) (レス) id: 7fd268645f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りんりん | 作成日時:2019年10月14日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。