【文スト】大人びている少女、武装探偵社にて奮闘中

七話 人生万事塞翁が虎 ページ9

〜茶屋〜

A達は、敦の空腹を何とかすべく、茶漬けがあるであろう茶屋に立ち寄った、そして来て早々、国木田の太宰への説教が始まり早十分

国木田「全く貴様と言う奴は…仕事中に“いい川だね”とか言って飛び込む奴があるか！お陰で見ろ！予定が大幅に遅れてしまった！」

それを聞いた太宰は

太宰「国木田君は予定表が好きだね〜」

太宰の返答に対し国木田は手帳を太宰に向け

国木田「此れは予定表ではない！理想だ！我が人生の道標だ！そしてこれには、仕事の相方が自 殺愛好家とは書いていない！」

A(いや、書いてあったら怖いです、国木田さん)

と、心の中でド正論で返していたA、そして視線を戻し、敦の掻き込んでいる茶漬けの茶碗を見ると

A「壱、弐、参、肆、伍、陸、漆、捌、玖」

茶碗を数え、五個ごと纏めていた、そして猪突に

敦「ぬんむいえおむんぐむぐ！？」

茶漬けを頬張ったまま何か言った敦に対し国木田は

国木田「うるさい！出費計画の頁にも、俺の金で小僧がシコタマ茶漬けを食うとは書いていない！」

A(だから書いてあったら怖いですって…)

そんな事を思っている間にも二人の会話は進み

敦「ぬぐんぬく、ぐぬっ？！」

国木田「だから仕事だ！」

A「まあ、確かに気になってしまいますよね仕方がありませんよ」

Aも会話に参加する

敦「んぐむぬ？」

A「今日のお仕事、ですか？軍関係の依頼ですが…あ！そうだ、国木田さん。今日軍警の方から貰った資料です」

国木田「嗚呼、済まないな」

それを見て、一人取り残されていた太宰は

太宰「何で君達会話出来てんの？」

三人「「「え？」」」

太宰の質問に、三人で顔を見合わせた

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