【文スト】大人びている少女、武装探偵社にて奮闘中

六話 人生万事塞翁が虎 ページ8

先程から怒鳴り散らしている国木田を横目に男は、敦に言う

「そうだいい事を思い付いた、彼は私の同僚なのだ。彼に奢って貰えばいい」

男がそう言った瞬間、国木田の怒声が飛んでくる

国木田「人の話を聞けよ！」

この時Aは、何時もの事ながら、

A(国木田さんは矢張り地獄耳ですね)

などと呑気に考えていた

「君、名は？」

男が敦には尋ねる

敦「え？中島、敦ですけど…」

国木田の怒声に驚いていた敦は少し遅れて答える

「では、着いて来給え敦君、何が食べたい？」

その質問に対し敦は

敦「あの…出来れば…」

「何、遠慮はいらないよ」

モジモジと、言うのを躊躇っている敦に言う男

敦「茶漬けが食べたいです…」

それを聞いた男は

「…？クフフ…アハハハハハ！」

男は予想外だったのか笑い出し、Aも流石にその返答は予想出来なかったのかポカンとしていた

「餓死寸前の少年が茶漬けを所望か…いいよ！国木田君に三十杯くらい奢らせよう！」

本人の意思を聞かずに言う男に対し

国木田「人の金で勝手に太っ腹になるな太宰！」

A「そうですよ、太宰さん。全く…」

Aも呆れた様に言う

それを聞いた敦は

敦「…太宰？」

「嗚呼、私の名だよ」

今まで名乗っていなかったのか、敦には告げる太宰

太宰「私の名は太宰、太宰治だ」

A「太宰さん、今まで名乗ってなかったんですか？」

太宰「そうなのだよ、いい機会だ、Aちゃん！君も敦君に挨拶し給え！」

A「わかってますよ。この度は、太宰さんを助けていただき、ありがとうございました。私は、福沢A、よろしくお願いします」

敦「はい、よろしくお願いします、Aさん」

A「さん付けは結構ですよ」

敦「じゃあ、Aちゃん？」

A「はい、それがいいです」

太宰「却説、行こうか、敦君、Aちゃん」

二人「「はい！」」


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はい！文字数と、キリがいいので次行きます！

太宰「漸く名乗れたのに…」

りんりん「ごめんなさい！」

A「お二人とも、早く次に行きますよ、こんなマイペースで馬鹿な駄作者ですが、続きも見てあげてくれると嬉しいです」

りんりん「うん、Aちゃん、嬉しいけど…馬鹿は辞めて…？」

A「貴女がもっとちゃんと更新したら考えます」

りんりん「うん、やろう、やるから辞めて！」

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