POLICE〜その謎は迷宮入りですか？〜

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有岡side



有「...っていうわけです...。」


あれから、

犯罪プロデューサーと山田にどんな関係があるのか。

そもそも山田の過去に何があったのか。

なんで山田は俺らに言ってくれないのか。

と言い合いをしてたら山田がそれを聞いていたと話した。


知「全く...馬鹿だねぇ...つくづく馬鹿だねぇ...。」


そう言ってため息をついた知念。

ため息をつくのも無理はない。

だって、こうなることは俺ですら分かっていたから。



山田は昔から人に迷惑をかけることを嫌っている。


それなのに、こんな言い合いをグループメイトがしていたらこうなるのは予測できたはずだ。


高「知念は、山田の過去を知ってるの？」


たしかに、山田と知念は幼なじみだって聞いたことある気がする...。



知「知るわけないでしょ。

涼介は過去のことを話すのを極度に嫌ってる。

僕も伊野ちゃんもこんなにずっといるのに一言も話したことないんだよ？

それなのに、無理矢理言わせようなんて無謀すぎる。


だから僕からもお願い。

涼介の過去は涼介が話せるタイミングになるまで待ってあげて。」


...ちょっと待って、


有「山田の件はよく分かったんだけど、

ちゃん幼なじみだったの...！？」


俺がそう聞くと、ちゃんは「あぁ〜」と間抜けな声を出して話し始めた。


伊「昔一緒にいたんだよ。

別に俺ができることなんて限られてるから言わなくてもいいかな、なんて思って。」


初めて知った...。


知「...で、ひかはどうするの？

誰か僕のお願い伝えに行って欲しいんだけど。」


薮「...俺が行くよ。」


知「じゃ、よろしく。」


知念はそう言って、また病室を出ていった。


きっとお願いを伝言するっていうのは表面上の話で、光くんの気持ちをちゃんと聞いてきて欲しいんだろうな...。


なんか、知念らしい...。

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