・ ページ18
薮side
今まで涼介のサブという立場で現場にいたけど、
今回はそうじゃない。
俺がしっかりしなきゃ。
でも、初めて涼介の立場でやってみると簡単ではなくて。
それだけ涼介に色んな負担をかけさせてたんだな、
と思い知った。
.
朝5時。
出発の時間だ。
みんなはもう車に乗り込んで、
俺が最後に家を出る。
薮「じゃあ涼介、行ってくるな。
伊野尾と圭人も頼んだぞ。」
伊「はいは〜い。」
圭「行ってらっしゃい。」
2人はいつもの笑顔で見送ってくれた。
薮「...涼介？」
なかなか返事が来ない涼介の顔を見る。
すると...
いきなり俺の首に手を回し抱きついてきた。
山「薮ちゃん。」
薮「なに？」
山「みんな元気な状態でちゃんと帰ってきてね。」
薮「あったりめぇだろ？」
俺がそう返事をすると、
涼介は首に手を回したままお互いの顔が向き合う形になった。
山「 "約束" ね。」
薮「えっ？」
どうしていきなりそんなことを言い出すのか、
俺は咄嗟に聞き返してしまった。
山「俺と薮ちゃんの "約束" 。」
黒目がちな目で俺を見つめてくるから。
薮「分かった。 "約束" な。」
俺も笑顔で答える。
俺の声を聞いた山田はにこっと微笑んで、
俺の首から手を離した。
山「じゃあ、気をつけて。」
薮「おぅ、行ってきます。」
山「行ってらっしゃい。」
涼介の声を聞いて、俺は玄関の扉を閉めた。
...もしかしたら、涼介は心のどこかで
これから俺たちに起こる試練に
気づいていたのかもしれない。
でも、
そんなことを知らない俺たちは
車を発進させた＿＿＿。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 440人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
如月(プロフ) - 楠木りずむさん» あれ、本当だ←直してきます…笑 (2019年3月12日 21時) (
レス) id: ebc572ab60 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - 題名の点の表記が他と違うよ(突然の登場こんにちは) (2019年3月12日 21時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - JUMPLOVEさん» ありがとうございます！！そうなんですか…。私は大学受験生ではないので、偉そうなことは言えませんが、、お兄ちゃんに"頑張って"って伝えてあげてください…！大好きだなんて…！嬉しいです(*^^*)更新頑張ります(*´▽`*)コメントありがとうございました！ (2019年2月24日 0時) (レス) id: ebc572ab60 (このIDを非表示/違反報告)
JUMPLOVE - 志望校合格おめでとうございます！！！私のお兄ちゃんは大学受験で前期全て落ちたので、後期頑張るって落ち込んでました（笑）このお話大好きなので、更新頑張ってください！！！ (2019年2月21日 17時) (レス) id: f4e667ae46 (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - 渚さん» ありがとうございます！更新頑張ります...！ (2018年10月18日 20時) (レス) id: ebc572ab60 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：如月 | 作成日時：2018年10月18日 17時
