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『行ぎだぐないぃぃぃぃ…』

慎「俺に電話するくらいなら幹事に直接言えって。」

『もう言ったもん…。』




土曜の夕方、

とうとう来てしまった合コン当日。


嫌々化粧したり髪を少しだけ巻いたりしながら、
私は慎太郎相手にまた電話でいやだいやだと嘆いていた。




慎「お前どうせやだやだ言いながら髪の毛とかくるんくるんにして行くんだろ!」

『え、まってどっかで見てる?』

慎「ちょっと、ストーカー扱いしないでくんない?」




だって、でないと説明がつかないもの。

鏡に映ったカーラーでぐるぐるの頭と、
左手に持ったスマホを見比べて。


いやいや、まさかね。

止めてた右手を再び動かした。




慎「あのさ、」

『ん…?』




慎太郎の真剣な声に緊張してしまうのは、

あの日慎太郎の気持ちに気付いてしまったから。



なのに気付いてないふりで嘘をついているから、

それがバレてしまったんじゃないかって
どぎまぎしてしまうから。




慎「もう忘れろよ。」

『っ、』

慎「何年苦しみ続けんの?」




無理言わないでよ…。


自分じゃどうしようもできないんだよ。




慎「今日がいい機会なんじゃない?」




じゃあ、気を付けてね。


繋がりの途絶えた電話を耳にあてたまま、

落ちた目線を持ち上げるのすら億劫だ。

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設定タグ:松村北斗 , SixTONES   
作品ジャンル:恋愛
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ぽちゃっこ - バランス崩してベットから倒れそうになった不意打ちはめっちゃエロくて心臓ばくばくでした//// (2019年10月14日 21時) (レス) id: 377305f477 (このIDを非表示/違反報告)
綾鷹(プロフ) - ぽちゃっこさん» お互いに好きなのを我慢したり、周りの手を借りながら結ばれていくのを書くのは自分としても楽しかったのでこんなに嬉しいコメントをいただけて幸せですー!このお話を最後まで楽しんで下さってありがとうございました! (2019年10月14日 20時) (レス) id: f953e13246 (このIDを非表示/違反報告)
ぽちゃっこ - 再開した時ついつい私も飛び跳ねってしまいました…/////本当によかったよかった〜!!!この小説の世界の中ですが…おめでとう〜!!!お幸せにー!!!って叫びたいぐらいほんとに最高ですよ!!!先生と生徒の禁断の恋は甘酸っぱくて、大好き (2019年10月13日 23時) (レス) id: 377305f477 (このIDを非表示/違反報告)
ぽちゃっこ - 担任の先生今からでもいいから北斗くんになってほしい…//////とか思っちゃいました笑笑(ahoアホな私)北斗くんのちょっとエロな部分も恥じらいと意地っ張りなところが可愛いくて…最後ほんとにスッキリしました!!! (2019年10月13日 23時) (レス) id: 377305f477 (このIDを非表示/違反報告)
紫央(プロフ) - 綾鷹さん» なるほど、ぜひ覗かせて頂きますね! (2019年1月22日 22時) (レス) id: 18d2042c72 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綾鷹 | 作成日時:2019年1月9日 5時

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