恋幕 2【w.r.w.r.d!/企画:昼の部】 (ページ7)

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ストーカーされています/pi ページ7

※ストーカー要素

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『た、助けてショッピ！！！！』
「なんすか急に…」

青い空に眩しい太陽
風が木々を揺らし小鳥達のさえずりが心地の良い音を奏でていた時間帯

和やかな空気を崩壊させるように、私の声が一室に響き渡った

『す、ストーカーされてるの！！！！』
「……お疲れ様でしたー」

『いやいやいやいや、どこ行くの！？ちゃんと話聞いて！？』

そんな私の言葉に、すぐ顔を上げ席を立つショッピは面倒臭そうな顔をして逃げようとしていて慌てて手を掴みそれを阻止する
ギャーギャーと騒ぎ立てる私に仕方なさそうに捕まっていてくれるショッピ

ただ、その表情はどこか満更でも無さそうに見えてしまいここぞとばかりに甘えたくなってしまうのだ

少ししてから対面して座り黙り込む私に「話すんやないん？」と不思議そうにショッピは首を傾げる

『ストーカーされてて』
「それは聞いた」

『その、行為が少し、過激というか』
「どういう事されてん？言えへんような事なら俺やなくて警察に……」

『け、警察に通報、する程でもないかと思って』
「まぁ、ならええねんけど」

携帯を見つめてからおずおずとその画面をショッピへ向けその写真を見せると「……へぇ」と何やら楽しそうに口元を緩ませた
何楽しそうに笑ってんだ。と怒りたくなるがここは抑えよう

話を聞いてもらうんだ

画面に映っているのは私がこれまでされた行為
何かあった時ように一つ一つ写真を撮っていた
フォルダーに残るのも嫌で非表示にして過ごしていた訳だが、ストーカーの頻度もその行為のレベルも上がっていくせいで忘れられる時間が無い

ここは仲のいいショッピに話を聞いてもらい、あわよくば助けてもらいたいという願いでやってきたのだが……

「…これなんすか」

画面に映る一枚の写真を指さしたショッピ
下駄箱に入れられた意味のわからないティッシュ

多分使用した後であろうものだ
ナニで使用したかなんて考えたくもないが

睨むようにしてショッピを見ると少し笑ってから「なるほどなぁ」と長い足を組む
わかってんなら聞くな。と小言を言おうとすれば、彼は私の携帯をスワイプしていた指を止めた

『……多分これは隠し撮り…だと思う』
「上手く撮れとるな～」

『ちょっと拡大しないでよ！？』

私のお着替えシーンであろう写真を拡大するようにして笑っているこの悪魔を誰か止めてくれ