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証明せよ ページ4

「…さて、鎮魂が終わったようなので帰りますが、呉々も灰島にだけは言わないでくださいよ。彼処は関わったら面倒だ。」

「…何故そう思う?」

「灰島はこの国の70%を占める企業だ。勿論その力は消防隊にまで広く及んでいる。だから安心ならないんだ」

去り際に「待て」と言われたのは空耳にしておこう。





*






あの眼。あの虹彩。あの似た感じ。

誰かに似ていると思ったが。

「第七の新門か…!」

青い眼のバツとマル。

警戒を解かないあの気迫。



署に帰るなり、第七に電話を掛けた。

「…おい、第七か?第5だ。新門に変われ。」

[……あ?俺に?……何だ、話ってのは。]

「お前、妹でも居るのか?」

[…………は?]

「おい、どうなんだと聞いているんだ。青い眼でお前に良く似た虹彩の、青い炎を使う奴はお前の身内なのか?」

[…………………あァ、そうだ。生きてんなら、そいつァ俺の、]


[生き別れの妹だ]

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作者名:にしき | 作成日時:2021年7月12日 16時

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