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少しだけ春の匂いがする
「ハッピーホワイトデー！」
「おい！ロボロうるさくすんなて！」
「Aさん、お久しぶりです」
『……み、みんな勢揃いだね』
寒さは相変わらずだが、なんとなく春が近づいて来た気がする日
外の天気は晴れ
相変わらずゾムくんとのやり取りも続いていた
いつも通り月曜日に来てくれたゾムくん
今日はどこか少し不満そうな顔で私の部屋へ
そして今日、彼の隣にはロボロさんとエーミールさんがいて私の顔を見るなり笑顔を見せてくれた
来るって聞いていなかったから物凄く驚いたが、彼等がどこか楽しそうでそれにつられるように私も口元が緩む
「押し掛けて申し訳ないです」
『ううん、そんな』
申し訳なさそうな顔をしているエーミールさんはゾムくんの方をチラリと見て、少し気まずそうに顔を逸らした
少しだけ拗ねているように見える
というか、なんというか
相変わらずテンションの高いロボロさんがゾムくんと会話をしながらも「ケチケチすな」と背中を叩いていて
「……お前ら来んくても良かったやろ」
「何言うてんの、手渡しした方がええって話になったやん」
「あ、Aさん……これは自分からです」
二人の話を無視したエーミールさんが私の手の上に高そうな袋を置く
「クッキーご馳走様でした」
なんて微笑んだ彼にバレンタインのお返しだとすぐに気がついて首を振った
お返しなんて貰えるとは思ってなかったからか、少しだけドキドキしたりして
ロボロさんも便乗するようにお礼と共に可愛い袋を渡してくれた
「Aさん料理できたんやなぁ」
「すごく美味しかったです」
二人コメントにちょっとだけ浮かれしまう
それも今日くらい許されるはずだ
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ゆうな(プロフ) - なぜ、、！何故こんなにも淡く切ない物語なのに、、評価が少ないんだ…私このお話好きです！！！大好きです！！！！夢主ちゃんの体が、そろそろ限界になってきてるよぉ…頑張れ夢主！！そしてゾムイケメンやのぉ！！！、 (2021年2月12日 20時) (
レス) id: 53cc08d6c4 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - とうとう夢主ちゃんの体がっ…！1話から読み直して明日に備えようと思います。毎日とても素敵なお話をありがとうございます！ (2021年2月11日 19時) (レス) id: e30e1010c9 (このIDを非表示/違反報告)
はちまる(プロフ) - みざらず@枢軸さん» 涙ボロボロ出させてしまった……読んでいただけて本当に嬉しいです、ありがとうございます…！これからも頑張りますのでぜひ最後まで見ていただけたら幸いです〜！ (2021年2月9日 19時) (レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
はちまる(プロフ) - 作品更新サボり魔くんさん» 物凄く嬉しいです〜！長いのに読んでいただけて幸せです、ありがとうございます！これからも楽しませられるよう頑張りますので最後までお付き合いよろしくお願いいたします！ (2021年2月9日 19時) (レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
みざらず@枢軸(プロフ) - 涙ボロッボロしました。本当にこのお話を読めて幸せです… (2021年2月8日 17時) (レス) id: 3f58576e7d (このIDを非表示/違反報告)
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