犬と猫は付き合ってるようで【男主】 (ページ10)

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犬と猫/9 ページ10

今の世の中は便利
某青いペンギンの扉をくぐればそこにはなんでも置いてある
最高だな

必要なものを買いホテルに戻る
結局この世は金
お金があればなんでも買える
アイドルらしくない思考は今くらい許して欲しい

あの家にどんな顔で戻ればいいか分からない
今日一日はホテルで泊まろ…
明日はメンバー全員で午前から仕事だったはず

気まずいなぁ……

『………………』

松村「………………」

田中「A〜！飲み物買いに行こーぜ！」

案の定
俺と北斗は無言
楽屋の空気もあってみんな察してるだろう

俺は樹と一緒に自販機に向かった

京本「俺も行くー」

謎に大我も来て3人で向かうことに

京本「何喧嘩したん」

楽屋を出て聞かれることはこれ
まぁそーなるわな

『…喧嘩したよ、けど喧嘩した発端覚えてないんだよ、何が原因かはわかんないけど些細なことだったと思う、そっからだんだんお互いストレスもあって…』

田中「分かった分かった、それ以上言ったらお前泣くだろ？撮影前だから泣くな」

『わかってるけど…』

あーもう泣くな自分
メイク崩れるし腫れる

田中「あいつもAと同じ気持ちだと思うけど？俺のLINE見てみ？」

そう言われ見せられた樹と北斗のトーク画面
そこには

[A、樹の家行ってない？]
【来てないけど、どうした？】
[色々あって]
【喧嘩か？】
[まぁそんなとこ、マジでここ1時間走り回ってるけどGPS切られてるし居場所わかんねぇ]

田中「…な？」

京本「北斗、俺にまで連絡してきたからな」

『え、？』

京本「まじびっくりだよな〜、A京本の家行ってない？って来てないよって送ったら、そうありがとうってまじびびったわ」

『…まじ迷惑かけてるよな、ごめん』

田中「そのごめんは俺らじゃなくて北斗に言えよ！」

と、いつもみたいなツッコミのノリで言ってくれる樹
やっぱりいいメンバーを持ったな
よし、謝ろ