犬と猫は付き合ってるようで【男主】 (ページ11)

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犬と猫/10 ページ11

仕事終わり

先にスタスタと行ってしまった北斗を追いかけるように楽屋を出る

『北斗っ！』

松村「なに？俺、今日タクシーで帰るからAはスタッフさんの車で」

そういう北斗の唇を外だということも忘れて奪った

『バカじゃねぇの！？俺が聞きたいのも言いたいのもそれじゃねぇよ！』

北斗の来ている私服の襟元を力強く握って

『…俺は昨日のこと謝りてぇの、別れよバカ』

松村「…なんでGPS切ったの」

『イライラしてた、北斗に探し回られてこられたら困ると思って切ったごめん』

松村「どこ泊まったの誰かの家じゃないでしょうね」

『ホテルだよ、ご飯とかいるものとかは店で買った』

北斗質問攻めに答えると北斗が力強く抱きしめてくる

松村「ほんっとに心配したんだから、なんでGPS切ってんの俺それだけで連絡しようとかそーいうの全部頭から抜けたんだよ、事故にあってたらどうしようとか他の奴と浮気してたらどうしようとか、自己嫌悪にも襲われてほんとに俺Aなしじゃ生きられないんだよ、だから今日来てて安心した」

抱きしめられながらそう言われる
あーやばい泣きそう、好きだ

『俺だってそーだよ、俺も北斗なしじゃ生きれない、家出てってごめんGPSもごめんね、正直喧嘩の発端はわかんないけどさ、その、酷いこと言ったよね、俺、俺北斗のこと愛してるから』

松村「そんな愛してるなんてこと簡単に言わないで、行動に移してよ」

『じゃあ北斗だってそーだよ、俺なしじゃ生きてけないなんて言葉だけで言わないで行動に移して』

松村「いいよ、寝れないこと覚悟して」

『そんなの承知の上だから』

そういい外だということを忘れてキスをした