大男の最年少は [男主]

若様とドラマ ページ23

『ドラマ…ですか…』

ﾏﾈ「…うん」

今日は昼過ぎから仕事があってその仕事が一段落した空き時間
マネージャーが「……あのー」と謎に神妙な面持ちで来たからついに何かやらかしてしまったのかとビクビクしていたら

ﾏﾈ「…決まっちゃったのよね…」

『BL……ドラマ………』

ﾏﾈ「…いや、あの、若宮Aよ、あんなことやそんなことなキスシーンやベッドシーンを乗り越えてきた若宮Aの次行くべきステップはこれなんじゃないかと思って…！」

いや、うん、マネージャーよ
俺はそこに対しては別になんとも思ってない
むしろ仕事を取ってきてくれてありがとう！って気持ちなんだけどさ

何が嫌って…

『…キスシーンあるんだよね』

ﾏﾈ「…あります。なんなら、その、」

うん言わなくても分かるよ

『その感じベッドシーンもあるんだね』

ﾏﾈ「…はい」

なんとでも言おう
仕事は受けて立つ、全然やる
だけど…
そのキスもベッドも北斗じゃないのが嫌だ

ほら女優さんは女性じゃん？
でも、北斗は男で今回BLだから、そりゃ俺も相手役も男
つまり男とするキスとかの初めての相手は北斗じゃないってこと

それが嫌なんだよ…

『ねぇ、その仕事受ける、相手役とか詳細教えて？』

ﾏﾈ「!?ほんとですか！？めっちゃ嫌そうにしてたから…」

いやほんとそれはごめん

と心の中で謝罪した

ﾏﾈ「えっと…そうなれば詳細ですね。まず相手役は」

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