大男の最年少は [男主] (ページ13)

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モニターを見ているとさっきの人で『あ、終わった』と早くも覚悟を決める

その後も何回もインターホンが鳴ってしまいには

犯人「あの、開けて貰えないならこっちから行っちゃいますけど」

ジェシー「なにが？」

髙地「あんま煽んな」

あ、無理
俺ほんとトラウマになりそうなんだけど

『…ほくと』

松村「Aは奥行ってな？」

そう言われたけど嫌だ
自分が何も出来ないのもだけど何より今は離れたくない

『…やだ』

松村「…わかった、とりあえず玄関チェーン掛けよ」

森本「ねぇ！ここチェーン着いてない！」

ジェシー「え！？」

髙地「おいマネージャー勘弁してくれよ…!!」

そうこうしてるうちに鍵がゆっくり動く

京本「ちょ！来てんだけど！？」

田中「Aこっち来て！」

俺は樹に連れられてリビングの一番奥に

松村「慎太郎！ジェシー！力づくで何とかなんない！？」

玄関を開けられるのを必死に防止しながら北斗が叫ぶ
それを聞き付けた2人も必死にドアノブを引っ張ってる

髙地ときょもと俺は武器になるものを探す
と言ってもボウルだったり鍋だったりの調理器具になってしまったけど

慎太郎「ねぇ！空いた！みんなこっち来て引っ張って！」

慎太郎のその言葉でハッとする
こんなところで怖がって後々最悪な目にあうなら今、勇気をだして自分の身を守った方がいい

俺は玄関に向かって必死にドアノブを引っ張った

約2分くらいだろうか
奮闘していたら

ジェシー「……いなくなった？」

京本「いやまだ怖いでしょ…」

そのあと数分、何事もないか待機する

田中「…もう大丈夫そうじゃね？」

森本「…だね」

みんな恐る恐るドアノブから手を離す
強く握りすぎて手が真っ赤だ