拾われてしまいました… (ページ14)

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今度は私の番！ページ14

家に着いて、彼が鍵を手に取り扉が開く。

『ただいま～』

レ「ただいま～」

靴を脱ぎ、揃える。
リビングに行き、鞄を隅の方に置く。
彼に見られないように別室に行き、服を持って来ていた家着に着替える。

(ふぅ、これでやっと楽になれた)

制服という堅苦しいものから開放された私は、テレビをつけた。

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しばらくして、

(あ、やばい、ね、そぅ)

私は、テレビをつけたまま、いつの間にか眠ってしまっていた。

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『…っは！』

慌てて時計を見る。

(はぁ、よかった、)

寝てから一時間ほどしか経っていなかった。

(危うく寝過ごすところだった)

私は体を起こし、彼がいるであろう部屋をそーっと覗く。

ｶﾀｶﾀｶﾀ

ｶﾁｶﾁｯ

どうやら何かの作業中のようで、パソコンを真剣な面持ちで操作している。

(よしよし、今がチャンス。)

私はキッチンへと向かい、冷蔵庫を開ける。

(うーんと、この中のもので作れるものは…)

少し考えて、レシピを決め、手を洗う。

(よーし、いつもより張り切っちゃいますか！！)

私は包丁を手に持ち、料理を開始した。