お泊まりするよ ページ45
蓮「A、起きて。」
A「あれ？寝ちゃってた？ゴメン。」
(ん？ここどこ？ラウールは？)
蓮「ラウはとっくに帰宅してるよ。何度も起こしたのに起きなくてさ。ここ大宮。」
(あ〜……やっちゃった……)
蓮「Aあるあるだな(笑)もう電車ないから泊まるよ。Aママには連絡しといたから。」
A「ありがとう。ママ怒ってた？」
蓮「呆れてた(笑)」
話ながら歩くこと3分
蓮「着いたよ。」
A「お〜？なにやら良さげなホテルだね？」
蓮「14階にあるスカイスパ入りたくて。部屋は12階でビューバスの部屋にしたよ。」
A「最高だよ〜♪♪蓮ありがとう〜♪」
蓮「どういたしまして。」
A好みの部屋が空いてて良かった〜。
さて……どうやって告白までもってこう。
結構ムズイぞ。現在の時刻1:30だもんな……。
A「早速だけどスカイスパ行ってきていい？」
蓮「もちろん。ゆっくりしておいで。」
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
部屋に戻ると上半身裸で濡れ髪の蓮がソファーでくつろいでいた。見慣れた姿のはずなのに場所が違うから？少しドキドキする。
蓮「おかえり。気持ち良かったな。」
A「あっ、うん。気持ち良かった。」
蓮「ん？どうした？顔真っ赤。のぼせた？水飲みな、はい。」
ペットボトルの蓋を開け、私に手渡してくれた。
やることがイチイチ紳士だな〜。蓮っていつもこんなだっけ？？
蓮「なんで立ってるの(笑)隣きて座りなよ。夜景も綺麗だよ？」
A「うん。」
ちょっといい感じじゃない？
いつもやらない様なことをやってみたら、ちょっと俺のこと、意識し始めたみたい。
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作者名：唯羽 | 作成日時：2020年8月5日 16時
