【銀魂】副長殿の補佐官様 ２

６４：あの時の ページ24

副長補佐？


　そんなの…









A「前の私に戻れと言っているのですか？」


茂々「そうだ」


A「あなたを殺そうとしたヤツに真選組に！？

　あなたの考えはおかしいのでは！？

　私が戻りまたあなたを殺そうとしたらどうなんです！？」


茂々「その時はまた止めればいい」


A「甘い…甘過ぎる！！

　私は死ぬ道しか選択はない！！

　私を殺してくれ！！

　殺して…早く…っ…殺してっ…」


茂々「…私は昔お前に助けてもらったことがある」


A「…え？」


茂々「覚えておらんだろうな

　お前があの人(定々)に捕らえられていた頃だ

　いやその時逃げ出そうとした時だな

　外が騒がしいと私は外に出た

　すると目の前には私に斬り掛かってきた男の姿があった

　私は動けずにいた

　だが私は痛くも何ともなかった

　そう…君が咄嗟に私を庇ったんだ」









　まさか…あの時の…？









　『あっ…』


　『怪我はない…？』


　『コクコクッ』


　『そう…っ！』


　『あの、怪我っ！！』


　『こういうの慣れているから…

　早く家に戻りなさい…じゃないと殺されるわよ？』









　そうかあれはあなただったのね


　夜だったからよく見えなかった









茂々「私はお前に助けられた

　こんなの恩返しにもならない

　だがあなたには死なれたくない

　お願いだ、私の国のために生きてくれ」









　本当にこの国は腐ってる


　こんな罪人を生かすなんて…









A「あんたが…あんたがもっと早く生まれてきてくれれば良かったっ」









　こうして私の処分が決まった

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