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インタビュー記事が掲載されたネット記事は、瞬く間にアクセス数を伸ばしている。
シックな黒いドレスを着させていただき、相変わらずの黒髪ポニーテール、そこにアクセントとでもいうように真っ赤なリップを合わせたスタイルは、ネットでも話題を呼んでいて、少しだけむず痒い。
注目されることには慣れているけれど、いい意味での注目度となれば話は別で、どういう反応をすれば良いか分からなかった。
今日は、めめとさっくんと3人でラジオの収録があって、いつものスタジオに足を進めている。
おそらくふたりとも、すでにこの記事は読んでいるはずで、どんな反応をされるのかとドキドキしながらブースに入った。
『おはようございます』
「小鳥、ちょっと話をしよう」
『え、まって、何でそんな怖い顔してるの』
「鳥ちゃん、お兄さん聞いてませんよ」
さっくんはいつの間に私のお兄さんに？と思いながら、ラジオブースの中に引き摺り込まれて、いつもの指定の場所に座らされる。
さっくんが見せてきたのは、やはり例のネットのインタビュー記事だった。
だからこそ、真顔のめめとさっくんの意味がわからない。
その真顔の感情は一体何？
私、どうしたら良い？
『えっと……？私は何を怒られてる？』
「肩出過ぎ」
「綺麗になりすぎ」
「小鳥はさ、違うじゃん？そうじゃないじゃん？色気担当は舘さんじゃん？」
『めめはあまりにも辛辣だし、さっくんはそれ褒めてるよね？ありがとう』
いや違うんだよ、そういうことじゃねえんだよ！！と大きな声で叫びながらさっくんが頭を抱えている。
めめも深いため息をつきながら、天を仰いでしまった。
ふたりとも何だかんだ真顔で褒めてるの気付いてる？
めめに至っては、悪口言おうとして全然言えなかった子どもみたいになってるけど気付いてる？
インタビュー記事に添付されている自分の写真を見ながら、確かに随分と自分の魅せ方を分かるようになってきたな、と思う。
見られることが増えてきて、より良い自分であるための努力を怠らないように努めた結果だな、と笑ってしまった。
「鳥ちゃん無自覚かよ〜」
「コイツ本当に、……、」
『めめ、頼むからため息つくのやめて』
「エゴサしないように言われてるからしてないんだろうけど、今SNS、小鳥遊Aでトレンド入りしてるからな」
そんなわけない、と思ったけれど、めめから見せてもらったトレンドには確かに私の名前があって、そこに溢れる言葉があまりにも嬉しくて、胸がいっぱいになる。
良かった、何もかも諦めたり捨てたりせず、貪欲で負けん気の強い自分で。
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小夜(プロフ) - 黒羽さん» 黒羽様、コメントありがとうございます。心を動かせるような文章を書きたい、と思っておりますので、いただいたコメント本当に嬉しいです。これからも更新を自分のペースで続けて参りますので、最後まで見届けていただけますと幸いです。本当にありがとうございました。 (5月7日 22時) (
レス) id: 21e7727b2a (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - ういさん» うい様、コメントありがとうございます。お気に入りと言っていただけてとても嬉しいです。これからも自分のペースでお届けできればと思っておりますので、楽しんでいただければ幸いです。うい様もくれぐれもご自愛ください。本当にありがとうございました。 (5月7日 22時) (レス) id: 21e7727b2a (このIDを非表示/違反報告)
黒羽(プロフ) - 更新ありがとうございます。ボロボロ泣いてしまいました…。体調優れないようですね、、季節的なものも相まってしんどくなりますから、ご無理なさらずご自愛ください。♡ (2023年4月11日 22時) (レス) @page32 id: cbd5662403 (このIDを非表示/違反報告)
うい(プロフ) - 更新ありがとうございます！！とてもお気に入りの作品なので、更新嬉しいです！主様も体調にはお気をつけて無理せず更新頑張ってください！応援してます！ (2023年4月10日 23時) (レス) @page32 id: ae901686b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小夜 | 作成日時：2023年1月9日 8時
