-叱責- ページ39
野村side
出番が終わり、すぐさま病院へ
スパナのマネージャーさんに案内され病室に入ると
亮太、洲崎、山田の姿があった
「まだ意識戻らへんのか」
亮太「いや、病院ついてすぐ戻って。
何針か縫うたんで
今は安静にしてる状態です」
洲崎「俺らもまだ起きてるとこ会えてないんですよ」
山田「疲れもあってかよう寝てるわ...」
「そない酷くはないんやな？」
亮太「はい、大丈夫そうです」
椅子に腰掛けると、
洲崎が気まずそうに口を開いた
洲崎「実は、野村さんさっき聞いたと思うんですけど、
何ヶ月か前に同じ人らとトラブルになってて」
亮太「トラブルっていうか、一方的な犯行よな
やっぱあのとき対処しておくべきやった」
山田「...何でAは何もせえへんかったんやろ。
気付けへんかった俺、アホみたいや」
洲崎「それはAが大ごとにしたくないって...
俺らやってほんまはすぐに捕まえたかったよ」
「このことは誰が知ってたん？」
洲崎「俺、亮太、辻さん、にーやん、亜生くんです」
「辻？」
洲崎「最初にAを見つけたんが辻さんやったんです」
「なるほどな」
そいつらも黙ってるの、辛かったやろうな。
亮太「あのときAは
あの女性らが叩かれたり特定されることを懸念して水に流したんです
そもそもの原因は私にあるからって」
山田「何で許してまうねん...」
亮太「あいつ、自己肯定感そない高くないんよ...」
「人のことではあんなに動けるくせにな」
争いを避けてきたAがこんなことになってしまったんは
荒川を助けたかったからなんやろ？
自分が何言われても何されても絶対人のせいにしないあいつが
怖かったろうに正面から向き合って自分の言葉で説得して。
どこまで優しくて、強い女なん？
ただ俺は、一言言いたい。
『ん...』
亮太「あ、起きた」
『ずっとおってくれたん...？』
亮太「当たり前やんか。まだ痛むか？」
優しく話しかける亮太をどけて、Aの前に立つ
『のむさん...？
洲崎さんと山田さんも...』
「お前はアホや」
『え？』
「何であんなことしたん
怪我するかもせえへんって、思わんかったか？」
『.....』
「お前は優しい奴やで、荒川を守ったんは偉い
でも、お前はいつになったら自分のことを大切にするん？」
『のむさ...』
「お前が傷ついたら悲しい人間、
ぎょうさんいてるんよ。
ほんまに、目ぇ覚めてよかったわ...」
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おもち - 今回のお話も面白かったです！今回も名言が出てましたね、、、。それを言っているはじりさんキュンとしていいですね〜。 (2021年3月18日 20時) (
レス) id: 7955679a18 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - おもちさん» リクエストありがとうございます！キリがいいタイミングで書かせていただきますね^ ^ (2021年3月18日 0時) (レス) id: 3cd9b5c6a0 (このIDを非表示/違反報告)
おもち - リクエストです！Youtubeのマンゲキチャンネルで新企画として出ていたWikipedia探検隊（？）を書いていただきたいです。（好きな時で構いません！） (2021年3月17日 20時) (レス) id: 7955679a18 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - おもちさん» よかったです！！めちゃめちゃ嬉しいです励みになります(^^)またお願いします！ (2021年3月9日 22時) (レス) id: 03703670b5 (このIDを非表示/違反報告)
おもち - 今回のお話面白かったです。立ち向かう主人公や、鋭く叱責する野村さんもかっこよかったです！これからも頑張ってください！(^ ^) (2021年3月9日 20時) (レス) id: 7955679a18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル | 作成日時：2021年2月14日 14時
