私と東海オンエア【としみつ】２

3.デレデレ3人組 ページ4

虫眼鏡side


としみつがAのもとへ行ってから、30分ほど経った。


『ごめんお待たせ〜…』

と「時間まだ大丈夫だよな？」



Aの表情は落ち着いていたようだ



虫「全然大丈夫だよ。じゃあ行きますか？」

り「駅まで車を出してあげようじゃないの」

て「イケメンすぎ。」







虫「としみつ、平気そう？」

と「ん、少し泣いてすっきりしたっぽい

東京行って気が紛れるといいんだけどな」



前より遥かに頼もしくなったとしみつは、
自分とAの荷物をひょいと持ち上げて早々に玄関に向かった。


『あ、ありがとう
重くない？」

と「俺はジジイか。笑

Aはドア開けて」




家を出た2人を僕らも追う。



り「大人になっちゃって」

虫「こんな状況だけど、頼られて嬉しいだろうね」

て「こんな状況だから、だろ

言うてあいつは気にしすぎだけどな」

虫「付き合うようになってから男らしさがなくなったからね〜」




少し寂しさもありながら、

これから女性らしい姿を見る機会が増えるかと思うと

ちょっぴり楽しみな僕らであった。





こんなこととしみつに知られたら大激怒されちゃうだろうけど。




て「つーかA、最近ほんと可愛い。

アンチの件で泣くこと増えたやん？
不謹慎だけどマジでキュンとくるわ」

り「お前マジで不謹慎だなw

俺らもさっさと切り替えて彼女作らないと。笑」





うん、この2人は結婚できないだろうな



もうAに恋愛感情はないみたいだけど、

あの子以上にいい女性を見つけられるかどうか。




て「おい虫、声に出てんぞ」

虫「え、心の声のつもりが」

り「誰が結婚できないって？」



りょうくんが笑いながら肩を組んでくる。



虫「まあ何はともあれ、僕らは誰よりも2人の味方でいよう」



て「なーに当たり前なこと言ってんだ。


としみつがいないときは俺がAを守るぜ」



虫「本当に？てっちゃんに任せられるかなあ」



て「とりあえず打倒水溜りボンドっしょ」



り「あの2人もA大好きだからな〜笑」




そうこうしているうちに車の前まで来た。


僕らを待ちくたびれたとしみつとAが早くと急かす




どんな形であれ、いつまで経っても僕らがAに夢中なのは、秘密にしておかないとね

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