2.お母さん？ ページ3
Aside
ピンポーン
『はいはい』
り「あ…おはよ、A」
『相変わらず早いね』
り「Aも相変わらず家にいるんだね笑」
インターホンを鳴らしててつやの家に上がったのは
メンバー1のイケメン、りょうくんである。
いつもてつやを起こすのを手伝ってくれるんだ〜
『てつや起きないんだもん。
もうすっかりお母さん気分よ』
り「人の世話する前にもっと自分に関心持ってもいいと思うけどねえ」
私の頭をぽんぽんと撫で、
リビングへと進んでいくりょうくん。
何でこんなにかっこいいのに彼女がいないのやら。
メンバーに世話焼きなのはりょうくんも一緒だなあなんて思ったりする
り「て、てつやが起きてる」
て「おはよ〜
え、そんなに驚く？」
り「驚くよ。なんかあったの？」
て「いやあAが起こしてくれてさ、朝ごはん作ってくれてたらしくて」
り「Aはいつも作ってたって。
てつやが食べないから毎回俺がもらってたけど」
『…ってことは、りょうくんご飯食べてない？』
り「大丈夫だよ、今日は食べてきた
Aのご飯美味しいからいくらでもいけるけどね？」
て「これは俺の飯だああ！！」
り「わかったから早く食え！笑」
りょうとてつやのちょっとした言い合いが始まった頃、虫さんもやってきた。
虫「朝から騒がしいなあ」
『私のご飯を巡ってバトルしてる』
虫「相変わらずお母さんみたいだね」
『え、それ褒めてる？だとしたら嬉しいけど』
り「でもそれって女としてどうなのかなー？」
『へ？』
虫「まあ確かに、会うたびすっぴんで服はスウェット。
見た目ですら母だよね」
『え…つまり私、終わってる？』
て「ちげえよ、Aはお母さんじゃなくて嫁だ」
『嫁？私がてつやの！？』
て「そうそう。嫁つまり家族。
だから化粧なんかしなくていーの」
り「何言ってんだか」
虫「まあてっちゃんがそう思うなら、まだ華があるね」
『いやいや嫁なんかごめんだわ、こんな臭い奴』
て「なんだとてめえ！」
和室で追いかけ回され、大笑いする私。
まさかてつやが私を嫁扱いするとは思わず、
真っ向から否定することしかできなかった
だって、こんな男所帯の中でずっと過ごしてきたから、
女として見られてないって思ってたし…
久々に誰かにドキドキしたかも。
心臓に悪いからもうやめてよね。
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ハル(プロフ) - りんごパイさん» コメントありがとうございます！とても励みになります！これからもよろしくお願いします！ (2018年1月28日 17時) (
レス) id: 7177ba363e (このIDを非表示/違反報告)
りんごパイ - とても面白いです！更新楽しみにしてます！ (2018年1月26日 5時) (レス) id: 4e652dc6a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル | 作成日時：2018年1月12日 16時
