8.翌朝 ページ9
Aside
『う〜ん・・・頭いった』
目を開けるといつもの和室の天井が広がっていた。
丁寧にかけられた布団をめくる。
昨日布団なんか敷いたっけ？
そんなに飲んでないはずが、昨夜のことをあんまり思い出せない。
と「あ、起きた。大丈夫？」
リビングの方からとしみつの声が聞こえた。
『う、うん。』
ペットボトルの水を差し出し
「珍しく酔ってたよ」なんて笑われた。
いつもより優しいとしみつに違和感を覚える。
でも、気のせいかな。
て「う〜〜〜A〜〜〜〜」
『うわ、びっくりした！
てつや隣にいたの』
て「めちゃめちゃ頭痛えよぉ今何時？」
と「９時半だね」
て「うわぁ、今日の撮影は午後からにしようぜ」
『大賛成、体調が悪すぎる』
起き上がることもせず時間変更をするてつやを
今日は責める気にはならなかった。
りょうくんも虫さんもまだ寝てるみたいだしな〜
『・・・ゆめまるは？』
と「帰ったよ」
『そっか、久々に会えたのにな』
と「うん。ま、お前はとりあえず寝てろや
後で起こしてやっから」
そう言ってまたリビングへ向かうとしみつの背中を見つめてから
布団を頭までかぶった。
なんで今日はそんなに優しいの？
調子に乗っちゃうからやめてよ・・・
高校で初めて会ったときから、
としみつがあまり女の子と話す人じゃないのは感じていた。
それもあってか、私は女の子を意識させないように振る舞ったこともあった。
でも結局はてつやとりょうといるうちに生活感がうつったというか。
言葉遣いだとか服装に気を遣うことがなくなっていって
東海オンエアとして動画投稿を始める頃には
女版しばゆーなんて言われてしまうほどテキトーな私が出来上がっていた。
でも今日までとしみつと一緒にいれたのは
そんな私だったからでしょ。
ねぇなんで？
女の子扱いなんかしないでよ。
としみつを困らせるようなこと、したくないよ。
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まあこ(プロフ) - リクです！夢主は東海メンバで男っぽい性格。としみつのことが好き。ある日告白するが振られる。としみつはそれから夢主のことを意識する日々。辛い時悲しい時いつでも隣に夢主がいてくれたことに気づき、としみつが夢主を好きなのに気づく。感じで^ ^ (2017年12月22日 23時) (
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作者名：ハル | 作成日時：2017年12月22日 22時
