Amore (ページ38)

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こんなに瑞稀に会いたくなったのは

久しぶりな気がする。

ああ

今会いたくて仕方ない、。

藤「ふふ笑 Aちゃん声に出てるよ？笑」

藤「行ってきな、その好きな人のところ」

「先輩…ありがとうございます、」

自分のデスクに戻ってカバンを取って

お先に失礼しますなんて会社員じみた挨拶をし、

エレベーターに向かうと

「ゆう、と」

そこには優斗がいた。

優「藤井先輩から聞いただろ、」

「、うん」

優「あーー先輩なにしてんだよっ、。」

なんて少し色落ちてきた髪をわしゃわしゃ掻きまわしている。

「優斗、そのありがとう」

優「俺はAとホストの邪魔しかしてねえよ」

「そんなことない！！だって優斗は！」

優「いいよそれが事実なんだし笑早く行きな」

「、うん」

優斗の元から少し離れて

エレベーターのボタンを押した時

優「あ、A！」

「ん？」

離れたはずの優斗がまた近づいてきた。

優「そのホストがもしAのこと本気じゃなかったら、

俺がAのこと貰ってやるよ」

「なにそれ笑」

優「俺は、そのくらいAのことが

好きだってこと。」

私の頭に雑に置かれた優斗の手と共に

まあ、そんなことあったら許さねえけどな

ってセリフが優斗の口から降ってきた。

優「じゃあな！」

少し小走りでオフィスに戻っていく優斗は

今までで1番かっこよかった。

「ありがとう、」

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