Amore (ページ25)

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yutoside

優「姉ちゃん、今日の夜ご飯なに？」

姉『今日は唐揚げです！！』

「やった！ね、サラダはトマト抜きね」

『またー？？もういい加減食べれるようになりな！』

優「あーもう入れないで！！」

俺には10、年の離れた姉がいた。

俺が10歳、姉ちゃんが20歳のときに
両親は事故で死んだ。

亡くなった両親の代わりに

毎月、少し遠くに住むばあちゃんから
送られてくるお金をやりくりして

俺を親代わりに育ててくれた。

当時、野球をやっていて
食欲旺盛だった俺に毎日美味しいご飯を作ってくれる

自慢の姉だった。

ところがある日、

野球の練習から帰ると

テーブルの上にコンビニ弁当が置いてあった。

隣にあったメモには

『今日は友達と夜遅くまで出かけてくるから

お弁当あっためて食べてね、ごめん！

あと、はやく寝てね！』

弁当だけを置いてどこかけに出かけるなど
初めてだった。

まあでも20歳にもなれば、

夜遅くまで出かけることもあるだろうから

その時はあんまり気にしなかった。

「やっぱ姉ちゃんの飯って上手いんだな」

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