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それから私達は各種目を決め、それぞれ準備に勤しんだ。
2週間の時が過ぎ、体育祭当日。
【群がれマスメディア！今年もお前らが大好きな高校生たちの青春暴れ馬…】
【雄英体育祭が始まディエビバディアァユウレディ！？】
スピーカーで喋っている訳でもないのに、外から室内まで届くプレゼント・マイクの声を聞き、
…今日も元気だなあプレゼント・マイク。
とジャージに腕を通しながら急いでA組控え室へと向かう。
体育祭はコスチューム着用不可って聞いていたのにジャージを家に置いてきてしまって私。
勿論、全校生徒がジャージを着用する訳なので借りられる人もいない。先生に許可をもらって全速力で帰ってまた登校したのだ。
…まじで何やってんだ？私。
自分のアホさに呆れながらも足のスピードは上げていく。
入場時間になってしまうやばいやばいと走り続けてやっと着いたA組控え室。
そのままの勢いで扉をバンッ！と開けて、｢ただいま！！｣と叫んだ。
｢………え？どういう空気？｣
入った瞬間色々と言われて馬鹿にされるだろうと思っていたのに、凍りついた空気の控え室。
皆無言だし、デクと焦凍がお互い睨みながら立っていた。
｢ええ、何事…。｣と小さく声を漏らせば、焦凍がこちらに向く。
｢A…。悪ぃが今回は容赦しない、勝ちに行く。｣
｢えまって突然の宣戦布告？｣
焦凍は謎に私に宣戦布告をして、横を通り過ぎて行く。
｢ええ、まってよ焦凍ー。｣と彼を追いかけながら入場口へと向かった。
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作者名：HamA | 作成日時：2020年9月1日 16時
