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｢うわあすごい、サーフィンみたい。｣
｢楽しそうだな！！｣
2人の試合は初っ端からぶっ飛ばしててもう凄い。
｢すご。｣と声を漏らしたら｢お前と爆豪の試合も大概だったぞ。｣と言われた。褒めてるんですかそれ。
…でも、左側は使わないのね。
さっきから勝己は焦凍の左側ばかり狙っている。使わせたいのだろう、デクには使ったのに俺には使わないのかと。
実況席でも聞こえてくる勝己の声。
｢俺が取んのは完膚無きまでの1位なんだよ！舐めプのクソカスに勝っても取れねんだよ！デクより上に行かねえと意味ねえんだよ！！｣
｢勝つつもりもねえなら俺の前に立つな！！！｣
｢何でここに立っとんだクソが！！！｣
…そうだよ焦凍、勝己の言う通りだ。今の焦凍の戦い方は、本気で立ち向かっている人に対して失礼だ。
…迷っているのは、分かるけれど。
その時、A組のスタンドからデクが焦凍を応援する声が聞こえた。
その瞬間、左側を使う焦凍。
勝己が最大火力で突っ込んでいく中、私は見た。
｢…炎を、消した。｣
煙幕が晴れ、視界に飛び込んできたのは場外で気絶する焦凍。
途中で消したことに勝己も気付いたのだろう、気絶する焦凍の襟を掴んで怒鳴っている。私でもやるわ。
そんな勝己を見兼ねたのか、ミッドナイトが彼を眠らせた。
｢…納得しなさそう、こんな1位。｣
｢…まあ、仕方が無い。｣
【以上で全ての競技が終了！！今年度雄英体育祭1年優勝はー！！】
【A組！爆豪勝己！！！！！！】
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作者名：HamA | 作成日時：2020年9月1日 16時
