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｢はぁっ…！なんか盛り上がって来たねえ勝己っ！｣
｢ただただアガるなあっ！！｣
客席の盛り上がりが私達にも伝わり、やる気が更に出る。
またお互いに距離を詰め、攻撃しては防がれて、攻撃されては防いでを繰り返す。
｢顎狙えー！｣とどっかから声が聞こえてきて、顎か！！良いね！！となって間合いを詰めた時に剣で攻撃すると見せかけて脚を思いっきり上げた。
クリーンヒット、勝己の顎に命中だ。
｢おっしゃあああ！！｣と聞き覚えのある声が聞こえてきたが顎狙えは電気か。ありがとう。
｢やるじゃねえかコノヤロウっ…！！｣
｢私、体術も得意なの。言ってなかったっけ？？｣
だあれが剣しか使わないだって？一芸だけじゃ務まらん！(パクリ)
その後も私達の戦闘は続き、どちらも決定的な打撃をすることも無く、ただただ時間が過ぎていった。
【おいイレイザー、アイツら互角すぎて全然決着つかねえよ…？】
【まあ、仕方ない。】
あれから30分経過。戦況は変わらない。
まあ変わったことは、あると言えばある。
｢おいAっ…！そろそろ貧血キてんじゃねえのかあっ！？！？｣
｢バレてましたあ！？結構キてますう！！！｣
ステージは血だらけでエグい事になっている。
まあ、私の血なんだけれど。
｢そろそろ折れてくれないかなあ！勝己くん！｣
｢誰が折れるかボケええ！！！！｣
迫ってくる勝己を迎え撃とうと体制を整える。
右手を避けようと上半身を落とそうとしたら、
…やっばっ！！！
貧血でふらついた。
そのまま倒れそうになったけれどグッと踏みとどまる。
まあ爆破は食らった、痛い泣きそう。
【おおっと！やっと！やっとだ！爆豪の爆破もろに緋龍を直撃い！！！！！】
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作者名：HamA | 作成日時：2020年9月1日 16時
