緋色 Part.3

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シールドを一気に蹴りあげる私と爆速ターボでこちらに向かってくる勝己。

お互いが一気に間合いを詰め、勝己の右手が私に伸び、大爆発が起きた。

【おおっと、爆豪いきなりぶっぱか！？緋龍モロに受けたようだがどうなった！？】

｢こんなん受けるわけないだろうがっ！！！｣

【おおおっと！あの一瞬でシールドを創り出していた緋龍！！初っ端からハイレベルだ！！】

右手の剣を勝己へ向かって思いっきり横に振るう。

…まあ避けるよね！でも！

｢まだまだあ！！！｣

【何い！？緋龍ここに来て初めて見せた二刀流！！】

左手にも剣を創り出し、回転しながら攻撃を繰り出す。

勝己は右腕を犠牲にして攻撃を防いだ後、左手をこちらに向ける。

…まあそう来ると思ったよ。

爆破の直前で空中で身体を捻り、勝己の左腕を上へ蹴り上げる。

勝己は自身の爆破の勢いで地面に叩きつけられた。

【おいおいコイツはすげえな…。】

【本当に高校生同士の闘いかあ！？まるでプロ同士の闘いを見ているようだあ！！！】

体制を整えようと、勝己から一旦距離を置く。

身体を起こす勝己の姿を確認して、息を整える。

｢そんなもんか！？勝己！！！｣

｢まだまだだオラああああああ！！！！！｣

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