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｢…皆、その格好はなに？｣
控え室に走って向かった後、扉を開けたら既にもぬけの殻だった。
もう皆会場に向かってしまったらしく、急いで向かった会場内で視界に飛び込んできたのは、チアの衣装を着たA組女子だった。
｢緋龍さんっ…！私はっ…！｣と八百万さんが何故だか悔しそうな顔をしていて何事だとお茶子に話を聞く。
｢峰田くんと上鳴くんがね…。｣と事の顛末を話してくれたお茶子にお礼を言って、峰田くんと電気の元に向かう。
｢…峰田くん、電気。｣
｢おっ、緋龍お前もチ…ア…。｣
｢緋龍…あの…えと…。｣
唯ならぬ雰囲気の私に気付いたのだろう。
どんどん後退り私から離れようとする2人。
…逃がすかよ。
｢いい加減にしろおおお！！！！この変態共があああああ！！！！！｣
｢｢ああああああ！！ごめんなさいいいいい！！！｣｣
血を纏った拳で2人の脳天を思いっきり殴り、地に埋めてやった。
｢…成敗してやった。｣
｢流石ですわ…、緋龍さん…。｣
｢容赦ないな…、A…。｣
女子の元に戻ったら少し引いたような目でそう言われたが、あの2人はこのぐらいやらなきゃ反省しない。
その後、最終戦であるトーナメント戦の対戦相手をくじ引きで決め、様々なレクを楽しむ時間となった。
私の最初の対戦相手は青山くんだ。彼は謎が多いからな、気をつけよう。
私もレクを楽しもうかと思ったが、如何せん疲れてしまっては障害物競走と騎馬戦と同じ末路になってしまうので辞めておいた。
【ということでえええ！実況していきます！】
【緋龍！？なんでここにいる！？】
特にやる事が無くなってしまった私は、実況席にお邪魔していた。
しょう兄は呆れてるけど、プレゼント・マイクは｢おっしゃあ！一緒に実況してこうぜリスナー！｣と歓迎してくれたので、最終戦が始まるまで2人で実況を楽しんだ。
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作者名：HamA | 作成日時：2020年9月1日 16時
