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それがデクが持っていた板だと気付いたのは、地雷原が爆発した後だった。
私達3人が爆発に巻き込まれている中、デクは爆発の推進力を利用し前へと跳ぶ。
【緑谷間髪入れず後続妨害！！何と地雷原即クリア！！イレイザーヘッドお前のクラスすげえな！！どんな教育してんだ！！】
【俺は何もしてねえよ。奴らが勝手に火ィ付けあってんだろう。】
砂埃が晴れ、止まっていられないとデクを追いかける。
｢ああっ！！もうっ！！間に合わないしっ！！！｣
全速力でスタジアムへ向かって走り、爆発でボロボロになりながらもゴール。
結果は…。
｢2位かああああああああああっ！！！！！！｣
結果2位、デクに負けてしまった。
取り敢えず、息を整えてデクの元へ歩いていく。
｢…デク。｣
｢あ、緋龍さん。｣
｢あれはずるいでしょおおおおおお！！！！｣
そう叫んでデクの頬を引っ張りまくる。
｢へっ！はのっ！へっ！？｣と混乱しているデクの頬を離して声を上げる。
｢まあ！凄かった！1位おめでと！！｣
そう、笑顔で言えば彼は少しだけ悔しそうな顔をして笑顔でお礼を言った。
｢僕の運が良かっただけだっ…！ここからだよっ！｣
｢運ねえ、それも大事な勝利要因よ。頑張ろうね。｣
｢……うんっ！｣
そうデクと話していればミッドナイト先生の声が響き渡る。
｢さあどんどん行くわよ！次の種目は…これ！！｣
…ちょっとまって、休憩くれ。
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作者名：HamA | 作成日時：2020年9月1日 16時
