syp/sweetchocolate ページ28
ヘンゼルとグレーテルパロ。
A=グレーテル ci様=ヘンゼル(脇役程度です。)
ではお楽しみくださいませ。
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『チーノ、、。迷ったね、。』
私はA。今は森に迷っている。チーノは私の兄。私の両親はさっきまで一緒にいたけどどこかではぐれてしまった。でもきっと大丈夫だと私は思う。なぜならチーノが一緒だからだ。我ながら恥ずかしいがチーノはとても自慢出来る兄なのだ。幼い頃、森に迷ったことがあった。その時は生憎の曇り空で森も暗かった。私は当時暗い道が大嫌いだった。怖かった。その為私は足を運ぶ行為すら出来ず立ち往生するしか無かった。そこにチーノが「兄ちゃんいるから安心しや。俺がAのこと守ったるから。ほら進まな。はよしな夜が来てまう。」と私の手を握りしめ私を先導し歩いてくれた。まぁ他にもしてくれたことがいっぱいあるが、とにかく私の兄はとても立派なことだけわかって欲しい。
これで森に迷ったのは2回目。1回目からとても期間は空いてはいるが私にはチーノがいる。だからきっと平気。
ci「ああ、A安心しぃ。この兄ちゃんが居るからな!って言っても、オカンとオトンはどこ行ったんやろ。まさか……」
チーノは何を思ったのか教えてはくれなかった。私には言い難い内容だったのだろう。さっきまで明るかったこの森も、もう夕暮れで当たりが暗くなり始めた。これはまずい。木こりの娘でもある私は森についてはかなり詳しかった。なんにせよ両親がいつも言っていたから。
「夜の森はね狼が出て危ないんだ。あたりも暗いし抜けられる道を探すのはとても難しい。」
そう両親が言ってるのを思い出し、チーノにそのことを伝える。私の兄のことだ。流石にそれも分かっていたみたいで。でも分かったところでだ。どうすることも出来ない。辺りには何も無い。木しかない。刃物も何も持ってない。なんにせよこんな子供の力じゃノコギリを持ってたって家を作れる訳では無い。明かりも確保できない。唯一持っているのは2人では到底足りない一つの小さなパンと心もとない仄かな灯しか保つことの出来ない松明だけだった。護身をする術も何も無い。そんな子供二人にこの森で1晩を過ごすのはとても難しいことだった。
この夜、私達は運良く洞窟を見つけることができそこで1晩を過ごせた。
『チーノ、おはよう。今日こそは家に帰らなきゃね。』
ci「せやな!早速行動しよう。日が出てるうちに帰り道探さなまた大変なことになるからな!」
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ああキリが悪いぜ。sypくん全然出せないぜ。
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夏実(プロフ) - ムーくんさん» 書いてくださり有難うございます!書き方めっちゃ好きです (2021年11月15日 10時) (レス) @page9 id: a1291af794 (このIDを非表示/違反報告)
ムーくん(プロフ) - 夏実さん» お話が更新出来ました!sypくんの崇拝型のリクエストありがとうございます!これからもこの作品をどうぞよろしくお願い致します! (2021年11月15日 9時) (レス) id: 69175d0f44 (このIDを非表示/違反報告)
ムーくん(プロフ) - 夏実さん» へ!?どうしよう!凄く嬉しいです!syp君ですね!分かりました!作品が出来たらお呼び出し致します!リクエストありがとうございます!! (2021年11月8日 21時) (レス) id: 69175d0f44 (このIDを非表示/違反報告)
夏実(プロフ) - リクです!Syp君で崇拝型お願いします!設定はこう…会社の部下で夢主が教育係で密かに慕われてる感じ……無理だったらすいません! (2021年11月8日 20時) (レス) @page6 id: a1291af794 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ムーくん | 作成日時:2021年10月21日 17時