rbr/塔の上に住むオヒメサマ ページ22
ラプンツェルパロ
また原作と結構違う。ていうかヤンデレの時点ですごく違ってきます。ハッピーエンドじゃないので。
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私A
今まで一歩も外に出たことないの。
物心ついた時からこの背の高い塔に住んでいて、お母様が私の長い長い金色に光る髪を丁寧にブラシで解かした。
私の髪の毛はとても長くて魔法の髪なの。
長さは、床に余裕でついてしまう。魔法の髪、とは私の髪は歌うと金色に光って怪我なども治せるの。
私は明日で18になる。もう大人と言っても良いのにお母様は外は危険だから。外は危ない奴らがウヨウヨしているのよ。なんて言って出してくれない。もう1人で抜け出そうかしら。幸い今日の昼からお母様はお仕事にと遠くまで行ってしまう。私がこの塔で退屈しないように色んなものを買ってきてくれるそうだ。私はそれに絵の具を選んだ。遠くまで行くので一週間は余裕でかかるそう。
そして私がいつも塔の窓からそっと眺めていた私の誕生日に何故か現れる光。私はあの正体を見てみたい。
もうお母様がお仕事に行くらしい私はそれを見届け、さっき考えてたことはどうせ叶わないだろうと諦め壁にまた絵を描き始めた。
??「こんにちは。お嬢さん。」
その声が背後から聞こえた。
何故?私の髪が無ければ塔を登るのは出来ないはず!!
『貴方ッ、誰?』
私はすぐそこにあったフライパンを片手に持ち彼に近寄る。
??「あー、急に来たから驚いてんのな、俺ロボロ。」
『私、A貴方どうやってここに来れたの?ここの塔に登るのは相当骨が折れるけど?』
rbr「あー、俺運動得意やし、登るのは容易いんよ。」
『って、ことは貴方は外の人間ってことでしょ?なら、明日の夜の光が上がる場所に連れてって!あのランタン!ランタンがみたいの!』
rbr「ええよ?その代わり俺の言うこと一つ聞いてくれるか?」
『うん!なんでも聞くよ?』
早速外に出ようとロボロを私の髪の毛で降ろし私もすぐさま髪の毛を使って飛び降りた。
初めてだ。この芝生に足がついたのは。芝生ってこんな感触なんだ。あ、あれは、本で見た!川だ!
すごい楽しい。外ってこんなに楽しいところなの?
私はそう実感した。お母様は嘘をついていたんだ。
rbr「ほーら、今からでも城に向かわんと間に合わんで?」
『わ、分かったってば!早く行く〜』
視界に入るもの全部が輝いて見えて改めて外に抜け出してきて良かったなと思った。
そして私たちは野宿をして明日のために船を予約して。
船から見た方が眺めが綺麗で絶好な場所らしい。
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夏実(プロフ) - ムーくんさん» 書いてくださり有難うございます!書き方めっちゃ好きです (2021年11月15日 10時) (レス) @page9 id: a1291af794 (このIDを非表示/違反報告)
ムーくん(プロフ) - 夏実さん» お話が更新出来ました!sypくんの崇拝型のリクエストありがとうございます!これからもこの作品をどうぞよろしくお願い致します! (2021年11月15日 9時) (レス) id: 69175d0f44 (このIDを非表示/違反報告)
ムーくん(プロフ) - 夏実さん» へ!?どうしよう!凄く嬉しいです!syp君ですね!分かりました!作品が出来たらお呼び出し致します!リクエストありがとうございます!! (2021年11月8日 21時) (レス) id: 69175d0f44 (このIDを非表示/違反報告)
夏実(プロフ) - リクです!Syp君で崇拝型お願いします!設定はこう…会社の部下で夢主が教育係で密かに慕われてる感じ……無理だったらすいません! (2021年11月8日 20時) (レス) @page6 id: a1291af794 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ムーくん | 作成日時:2021年10月21日 17時