乾杯 ページ29
気を引き締めろ、その言葉に俺らは『ハイル・グルッペン！』と返事をする。
やっと車をおりて少し体を伸ばす。ことは男はできるのだが、俺は今は女。カリナ・ストビアだ。
コンフォート国の城は大きかった。まぁそれもそうだろう。コンフォートはとても大国だ。我が国も領土を広げてはいるが、コンフォート国には未だに手を出せていない。何故か？すぐ潰されてしまうからだ。我が国がいくら戦力があったって数でいい勝負をしないと大国に勝つことは出来ない。まぁ我が国は圧倒的不利な立場でも勝ってきたわけなのだが。まぁそれは我が国の運がいいからだ。
コンフォートのしよう人に案内された場所で少し待っていれば、コンフォートの総統が現れ乾杯の挨拶をした。
「では、ここの皆さんと交流が深まることを願って！」
「「「乾杯！！」」」
皆ワイングラスを頭上に挙げ、乾杯をした。
始まってしまった。地獄が。ここからは一切男とバレてはならない。
乾杯をし、すぐにコンフォートの総統がこちらに向かってきた。グルッペンが目で合図を送り私は覚悟を決めた。女になれ、と。
gr「お久しぶりです。コンフォート国総統、フォーカス氏。」
「ああ！久しぶりだなぁ！グルッペン氏！と、そちらは？」
俺の方を見て首を傾げる。
gr「ああ、こいつは俺の妻で、総統補佐であるカリナです。」
『お初にお目にかかります。我が国がいつもお世話になっております。カリナでございます。』
「いやぁ、グルッペン氏にも女が居てもう愛すべき妻がいたとは驚きであるな！ああ、もうお二方はワインを飲み干して居るではないか。新しいのを貰ってくるよ。少し待っててくれ。」
と、フォーカス氏は使用人に話しかけワインを貰ってくる。
俺はその隙にグルッペンに伝える。
『なにかあいつ嘘くさい。気をつけた方がいいかも。』
gr「あいつはそういうやつだ。要らなくなったコマはすぐ捨てる。俺の事も少し飽きてきた頃だろうに。」
とため息を着くがグルッペンがまた、ポーカーフェイスを作り俺に崩すなと訴えかけていた。
「すまない。お二方。たまたまワインが無くてね。シャンパンしか無かったが大丈夫か？」
『はい！大丈夫でございます！お気遣いご丁寧にありがとうございます。』
私がそう言ってわざと1歩前に出てシャンパングラスを2つ貰った。何のためか？総統に毒が盛られてないか気づくためだ。少し鼻にシャンパングラスを近づけ匂いを嗅ぐ。白ぶどうの匂いの他に、少し苦味のある匂いを感じた。
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かれーるぅ。 - 有難うございます！では、紹介させてもらいます！許可を出していただき、ありがとうございます！ (8月28日 9時) (
レス) @page36 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
ムーくん(プロフ) - かれーるぅ。さん» え、いいのですか！？是非！神作なんて言って貰えるなんて、とても嬉しいです！逆に紹介してもらっていいのでしょうか！？そちらがいいのならぜひ！ (8月17日 16時) (レス) id: 69175d0f44 (このIDを非表示/違反報告)
かれーるぅ。 - やはり、何回見直しても神作ですね...！！！！私も小説を書いているのですが、このような神作にはなりません...！！次の更新、待ち遠しくてたまりませんん！！！！それと、無理を承知の上ですが、私の書いている小説でムーくん様の小説を紹介してもいいでしょうか？！ (8月17日 16時) (レス) @page32 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
ムーくん(プロフ) - かれーるぅ。さん» そう言って貰えて嬉しいです。今はお盆休みですから、時間がある限りはお話書いて投稿したいと思っています。かれーるぅ。さんのような人が私の作品を待ってくれてるととても心が温まります！ (8月13日 22時) (レス) id: 69175d0f44 (このIDを非表示/違反報告)
かれーるぅ。 - ！！ムーくん様！こんな俺のコメントを、拾ってくれてありがとうございます！本編完結後...？！そんなに言われたら、ただただムーくん様の神作品、更新を気長に、とても楽しみに待つことしかできないじゃないですか！更新、いつでもいいので待っております！ (8月13日 21時) (レス) @page27 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ムーくん | 作成日時：2021年6月28日 20時
