【呪術廻戦】こんなトリップ望んでない3

150 それは突然に ページ50

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仕事終わりにスーパーへ行き
カートを引きながら数日分の食材をカゴに入れていく


鍋の元を手にしてふと考える

鍋の元って1袋3人分か…
1年ズと鍋するなら2袋、五条悟と鍋するなら1袋
数秒考えた後出た答えは




｢こちらの商品が2点｣




2個あって損は無いからね
ﾊｯ!!これで何時でも鍋パ出来るのでは！？
コンロ…卓上コンロも買っておかないと！！


何の予定も立っていないのにソワソワとしてしまう
心が勝手に舞い上がってしまいそうだ




スーパーから一歩外へ出ると

ゾクリと背中に何かが這うような気持ち悪い感覚が
一気に体を襲う

冷や汗がドッと出て空気が重い

この感覚は恐らく





呪霊





しかもかなりの大物

1級かそれ以上…生唾を飲み込み、残穢を辿る

夕方の街並は仕事帰りや学校帰りの生徒が溢れていて
もし、暴れるような事があれば死人が出ても可笑しくない

相手にバレないよう慎重に探る

人が行き交う中で異様な出で立ちでいる人型呪霊…




『あれって……』




Aは足が止まり目開く
あの背格好って……


呪霊も立ち止まりゆっくりと振り返る

顔にはツギハギがあり不気味な笑みを含んでいて




目が合った




脳内が警報を鳴らし
呪霊とは反対方向に走り出す

呪具も無ければここには人が多すぎる
一旦引いて高専に連絡……







｢右手がない女性の呪術師…キミのことだよね？｣







振り向く前に背中に鈍い痛みが走り、意識が遠のいていった


.

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