【呪術廻戦】こんなトリップ望んでない3

137 ページ37

137




五条悟のキメ細やかな左頬がジワジワと熱を持ち
痛みが走る




｢ちょっとAさん？！顔には自信があるから
顔面はちょっと……｣




『嘘ばっかりじゃないですか！！』




｢A？｣





『嘘ばっかり並べて面白がって…さっきだって
宿儺に襲われてるのに見て見ぬふりして
宿儺は呪霊なんですよ…いくらふざけてても
いつ喰われるかわからないんです』







下を向き
Aは左手で右手首を握る




『帰って下さい』






もう彼が信じられない




帰れと言ったのに動かない五条悟と同じ空間に
いるのも嫌になり席を立とうとすると腰を引き寄せた






『五条さんいい加減にっんっ…』





言葉を遮るように口付けされ、何度も角度を変える

舌で無理矢理口をこじ開けられ逃げる舌を絡められ
2人の間からどちらかわからない涎がAの口から漏れて喉を伝う


少し息が荒い五条悟のくぐもった声がAの耳を
くすぐる

逃げようにも腰と頭をしっかり固定されていてどうすることも出来ない





ようやく離してくれたと思ったら、いつ外したのか
アイマスクを取り六眼の瞳がAを見つめる





『も…なんなん……』




｢Aもう1回キスしていい？｣




『は…何言っ……』






五条悟は答えを聞かずもう一度深いキスをした




.

138→←136

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す