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自販機の前に立ち、飲み物選ぶ
缶は飲み残しが面倒だからキャップがあるのがいい

小銭を入れて、自販機のボタンを押そうとした時
押される前に商品が押される音がして自販機から
缶が出る音がした

故障か?そう思い下に視線を向けると

ヤンキー座りしている五条悟がこちらに向けて笑顔でピースしている



は?イケメンすぎない?じゃなくて



視線を自販機に向けて何事も無かったかの様に
また小銭を入れてボタンを押そうとすると
また、先に押されてガコンと取り出し口から缶が出る




『………後輩にカツアゲですか?』


「別にカツアゲする程、金に困ってねえし」




Aは「そうですか」とだけ告げ、飲み物を買うのを諦めその場を後にしようとした

が、五条悟はそれを許さずAの腕をガッチリ掴んでAを無理矢理振り向かせた




「ねえ、オトモダチ欲しいんでしょ?……は?それどんな感情」




振り向かされたAの顔は真っ赤で目を逸らし、頬を膨らませている



生五条悟に会ってまだ数日だよ?
体制もくそもありゃしない
掴まれた腕から感じる体温と手の大きさ
サングラスから覗かせる綺麗な睫毛と六眼の瞳に
目を合わせられる訳がない


……ん?…オトモダチ……?




『あの…なんでオトモダチ』


「傑から聞いた、てか傑とは仲良くするんだ」


『はあ!?』




あんの細目前髪!!パチこきやがって
いや、私が勝手に彼を信用しただけか……
くそぉ、さしす組は信用できない奴らだ


.

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作者名:あんこ | 作成日時:2021年2月13日 9時

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