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61 虎杖ヨシヨシ ページ11
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｢Aさーーーん！！｣
廊下を歩いていると遠くから声が聞こえ
声の方向を見ると、多分虎杖であろう人物が
手を振ってこちらへ向かってくる
あの距離で私を認識できるってどんな視力してんだ
てか、足速いな…数秒で来ちゃったよ
『どうしたの？』
｢今日、パンダ先輩から組手で1本取ったんだ！｣
『パッ、パンダ先輩から！？凄いじゃん！』
｢そう！｣
『次も頑張らなきゃだね』
｢お、うん…｣
『……？』
なんだこの間は
すると、虎杖が頭をかきながら話し始めた
｢この前、狗巻先輩に頭撫でてたじゃん？
俺にもやってくんねえかな〜って、やっぱりダメ？｣
駄目だ…虎杖くんの頭に犬の耳が垂れて見える
捨てられた子犬みたいな顔されてら断れないわ
手を出すと撫でやすいように少し屈んでくれて
そういう所だぞ！？とツッコミを入れたくなった
.
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作者名：あんこ | 作成日時：2021年2月13日 9時
