家出します3 ページ21
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カタカタと微かに揺れる物音で目が覚める。
風かネイバーかいずれにしても私には関係ない……
最後に自分で締めたはずの扉がカチャリと音を立ててゆっくりと開いた。
迅｢やっと見つけた｣
『ゆういち……？』
これは悪い夢だろうか。
私の頬に添えた手が暖かくて夢じゃないことに私の瞳を色づける。本物だ。
迅｢クローゼットの中に居たのか…見つからない訳だ……A、何日家出したと思ってる？5日だよ5日。その感じだと何も食べてないみたいだね。はい、ぼんち揚持ってきたから｣
『…………怒らないの？』
迅｢Aがそうしたいと思ったから行動したんだろ、それは咎めない。でも心配させるなよ、おれのサイドエフェクトが効かないAは探しようがないから、…はー、疲れた。｣
その場にしゃがみこみ、俯く迅に ごめんね と声をかける。
『悠一や皆の未来を壊したくないから…だから私……』
迅｢言いたいことはわかるよ。でも現にAが居なくなって気が気じゃなくなってる人が居るんだよ。Aの目の前に｣
『えっ…悠一、それってどういう意味……』
迅｢……好きな子が居なたらさ、守りたくなるんだよ。｣
俯きながら話す迅の顔色は見えないが多分赤い。耳が真っ赤だ。
迅の好きな子は私…でいいのだろうか……
私の過去を知ってしまったら
そのスカイブルーの瞳は黒くなって私を映さなくなっちゃうのかな……
『悠一……聞いて…私の過去の話』
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あんこ(プロフ) - Uさん» Uさん ご指摘ありがとうございます！すみません確認不足でした。また気軽にお立ち寄りください(^^) (2021年1月31日 18時) (
レス) id: 2afadb9dbe (このIDを非表示/違反報告)
U - お、り、じ、な、るフラグ外して下さいねー…違反ですから…低評価はそのせいですよー… (2021年1月31日 17時) (レス) id: 921dfd1c3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんこ | 作成日時：2021年1月28日 9時
