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玄関で、ぱたぱたと靴を履いている音がする






スンさん....まだ行かないで







フリースを頭にかぶって、長い袖の部分を、
顎の下できゅっと結ぶ。






これで寝癖もすっぴんも隠せる。








「 おお、びっくりした! 」







靴を履きながら、
突然開かれた寝室の扉に驚く彼。







胸がぽかぽか、きゅんきゅんする。




この姿が、見たかったの。







お友達の結婚式のために、きっちり正装のスンさん。








真っ黒なジャケットに真っ黒なスラックス、
グレーの色の、ハイネックのトップス。

だて眼鏡なんてかけちゃって。






友達と遊ぶ時はニット帽に全部入れてしまう髪も、
ストレートにして、少しセットしていて..









「 ええ〜、かっこいい... 」





思わずそう言うと、





そう?なんて言って

嬉しそうに、鼻の下伸ばしてにやにやし始める。







なんだかわたしが照れてしまう。






「 スンさん、かっこい? 」






調子に乗って、聞いてくる。


顎の下にてを置いて、セクシーなポーズのつもり。







そうやって、かわいいことする。


大人な彼の、お茶目なサービス。







「 うん..かっこいい、素敵。」






にやにやが止まらないから、

顔をフリースで隠した。





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設定タグ:韓国 , 彼氏 , オリジナル   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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作者名: | 作成日時:2020年3月7日 0時

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