検索窓
今日:1 hit、昨日:7 hit、合計:32,074 hit

11 アメリカーノ ページ21

.






スンさんと付き合う前





たまたま、会った日





カフェに行った時のはなし。









「 なに飲む?」





「 わたし、アイスレモネードください 」





「 僕は、アイスアメリカーノで 」






空いている店内




ドリンクは注文するとすぐに出てきた







真っ黒なコーヒーを飲むスンさんが
すごく大人に見えて





透明なレモン色の液体を飲むわたしは、
ずっとお子ちゃまに思える








「 空いてるけど、外で飲もっか 」





「 うん、天気いいですしね 」





同じことを考えてる





たったそれだけで、



隣、の少し後ろを歩きながら


うれしくてにこにこしてしまう。








「 それ、苦いですか? 」





喉が乾いていたのか、もう半分ほどまでなくなっているアメリカーノ。







「 苦いけど、それがおいしいんだよ。





頭がすっきりする感じ?」





疲れも飛ぶしね、といってまた一口。







会うたびに、いつもブラックコーヒーをのんでいるスンさん 。





きっと、かなりすきなんだろうなあ..








「 へえ... すごい 、




苦いのがおいしいなんて 」







手の届かない大人に感じたからか




少し寂しいきもちが
胸に突然現れる。






わたしは、ミルクをいっぱい入れないと飲めないのに 。








「 ちょっと飲んでみる ? 」





「 はい 」







あと5年


スンさんと同い年になれば、
おいしく飲めるようになるかな ?







「 う"う、、」







案の定、とっても苦くて飲めなかった。






彼は、わああごめんね、と焦っている






やさしいスンさん 。




.





.

.→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.9/10 (17 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
16人がお気に入り
設定タグ:韓国 , 彼氏 , オリジナル   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2020年3月7日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。