優しくなれるはずだから4 ページ23
玲奈side
..はーちゃん、どこにいるのかな。
そう思いながら私は楽屋の外にでた。
玲「..っ!?」
K2の楽屋の目の前で、腕を組んで壁に寄りかかっているはーちゃん。
玲「..はーちゃ」
晴「...」
少しだけ、睨みつけられてる気がして怖い。
でも怖いよりも寂しかったという感情の方が前に出て、一気に溢れた。
玲「はーちゃぁ..っ」
私はその場に座り込んで泣いてしまった。
子供みたいでみっともないけど、止められなかったんだ。
玲「うっ..ぅわぁぁん…」
晴「...」
するといきなり、はーちゃんの腕が私の体に回り、ゆっくりと抱き上げられた。
歩きながら、はーちゃんは小さい子供をあやすように私の背中をリズムよく叩く。
ついさっきまで一緒にいたのに、なんだか久しぶりな感じがする。
大好きな彼女の温もりに縋るように、ギューッと抱き締めた。
晴「..オマエ細過ぎ。軽い」
はーちゃんの声が聞こえた気がしたけど、フワフワと襲ってきた睡魔に勝てずに、夢の世界へ導かれてしまった。
目が覚めると、私ははーちゃんの腕の中にいた。
眠い目をこすりながら周りを見れば、ここが楽屋の外のベンチだということがすぐにわかった。
玲「はーちゃん..」
晴「..楽屋、戻るか」
彼女は私を膝からおろすと、手を引いて歩きはじめた。
さっきから妙に速い動悸がおさまらない。
続く
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ゲキカラ - お久しぶりです。管理人です。2の方でリクエスト募集していますので、よろしくお願いします! (2015年3月19日 20時) (レス) id: eeb75c8ac4 (このIDを非表示/違反報告)
ゲキカラ - 久しぶり、我が旧サイトよ…← (2014年10月1日 0時) (レス) id: 2cc74e3273 (このIDを非表示/違反報告)
ゲキカラ - 新サイト完成!一個小説も載せました♪ (2014年9月25日 23時) (レス) id: 2cc74e3273 (このIDを非表示/違反報告)
ゲキカラ - すみません!まだなんです>_< 占ツクの作り方は、友達から習ってるので、明日にでも作り方聞きますねー!! (2014年9月24日 22時) (レス) id: 2cc74e3273 (このIDを非表示/違反報告)
ayame(プロフ) - 新サイトってもうありますか? (2014年9月24日 20時) (レス) id: 7bce597cdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:♪ゲキカラ♪ | 作者ホームページ:http://sifuyu/nizigen/love
作成日時:2014年6月21日 13時