榎本虎太朗&瀬戸口雛V|| ページ11
side雛
｢おーい雛ー？朝だぞー」
お兄ちゃんの声で目が覚めた。
「えっ！？目覚ましは！？」
枕元の時計を見ると7:30を指している。
「嘘、アラーム止まってる！？」
「さっき自分で止めてたぞー」
「うそぉー！」
今日はせっかくのクリスマスなのに……
急いでダイニングに向かうとお兄ちゃんが朝食を摂っていた。
パンを焼きつつ身支度をする。
「時間無いのにパンは食べるんだな笑」
お兄ちゃんは苦笑するけど、朝食を食べないなんて有り得ない！
だってさ、朝食をたべないと脳にエネルギーが行かないから午前中活動が上手く出来ないじゃん！
「あ、そうだ！今日クリスマスじゃん！お兄ちゃん、なっちゃんに何あげるのー？？あ、婚約指輪とか？？」
「げほっ」
お兄ちゃんが思いっきりむせた。
「え、ちょ、まじで？へー、ふーん？」
「ばーか、何ませたこと言ってんだよ、てか雛こそ虎太朗に何かあげないのか？」
「お、お兄ちゃんうるさい！関係ないでしょ！？」
「……はいはい。」
何かを察したのか、苦笑する。
「てゆーかお兄ちゃん！可愛い可愛い妹にクリスマスプレゼントはー？？」
「全くお前は、遠慮というものを知らんのか。」
溜息を付きながらも、
「メリークリスマス。」
とプレゼントをくれるお兄ちゃん。
「わぁ、新しいマフラーだ！欲しかったんだぁー、これ！ありがとうお兄ちゃん！」
「そりゃあんだけ欲しい欲しい言ってりゃな」
「何か言った？？」
「…何も言ってません」
「だよね！はい、お兄ちゃん、メリークリスマス！」
お兄ちゃんにはペアのボールペンの片方。
もう一方はなっちゃんに後であげるの！
「おう、ありがと。」
っていっけない！遅刻しちゃう！
大急ぎで焼けたパンを食べ、身支度する。
いつもの鞄と、授業の道具、部活の道具、あと、頑張って決めた虎太朗へのクリスマスプレゼント。
喜んでくれるかな。きっと喜んでくれるよね。
「いってきまーす！」
大きな声で叫んで、玄関のドアを開けた。
ラッキーアイテム、食べ物
白衣
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凛 - 続きが早く見たい！楽しみにしてます！無理はせずに、更新していただけると嬉しいです(*^ω^*) (2019年2月24日 17時) (
レス) id: 4ec9130379 (このIDを非表示/違反報告)
monamie(プロフ) - 夢華さん» コメントありがとうございます！更新遅くなってすみません(泣)これからもちょくちょく更新していくので、読んでいただけると嬉しいです！！ (2018年10月31日 0時) (レス) id: 56daecd428 (このIDを非表示/違反報告)
夢華(プロフ) - 続き、気になるー！更新、頑張って下さい！ (2018年10月29日 18時) (レス) id: 097c788ef8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mon aine、monamie | 作成日時：2018年4月22日 12時
