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コンパートメントの外に出ると、ハリーが少し列車の奥のほうに移動していた。
やっぱりハリーはドラコに会いたくないみたいだ。
近寄っていくとハリーは僕に笑いかけた。僕もつられて微笑み返す。ふむ、怪我は見当たらない。
『やあハリー、久しぶりだね。いやあ、頭の傷がひどくてね。あれ以降、君に会えてなくて心配だったんだ。無事みたいでよかった。』
それとなく嫌味を混ぜておく。
僕が言いたいことを直訳すると、君を守ってあげたのにお見舞いにも来ないなんて非常識じゃない？となる。
「ごめん、いろいろ忙しくてね。君のお見舞いにいけなかったんだ。行ったことには行ったんだけど、なんか保健室が真っ黒になったとかで、入れなかったんだ。」
・・・ピーブス。
まあいい。そうか、ハリーはお見舞いにきてくれようとしていたのか。うん、ハリーは優しいな。
『そうなんだ、それは災難だったね。それで？今日はどうしたの？』
「その、あの時は本当にありがとう。君がいなかったら僕は今ここにいなかったと思う。」
ハリーは少し恥ずかしそうに頭をかきながら言った。
『あぁ、なんだそんなことか。別にいいよ。』
「えっ、そんなあっさりと。」
ずいぶんと驚くなぁ。
『あはは、いいのいいの。また今度倍返しにして、恩を返してくれれば。』
「えっと・・・」
笑顔を引きつらせ、言い淀むハリー。あれ、いじめちゃったかな。
『ふふっ安心して、冗談だよ。』
あながち冗談ではないんだけど。まあ、わざわざ相手を委縮させることもないだろう。
「あ、あぁ、冗談か。ははっ、もちろん借りは返すけど、君が言うと冗談に聞こえないね。」
冗談じゃないからね。
『えー、そう？酷いなぁ。』
「あはは、うん、まあ君に会えてよかった。お礼を言えてなくてずっともやもやしてたんだ。」
ハリーはまじめだなあ。僕ならほっとくけど。
『ふぅん、そんなもんかぁ。ま、用事は済んだ？』
「うん、わざわざ呼び出してごめん。」
『別にいいよ。じゃあ、また休み明けにね。』
「そうだね、休み明けに。」
そうして僕らは別れた。
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私は�� - わー！！嬉しいです、ありがとうございます！ (2022年12月22日 16時) (
レス) id: 6dc15efeab (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 好きです (2022年12月20日 18時) (レス) @page31 id: f311cd81c1 (このIDを非表示/違反報告)
私は�� - ログ（以下略）。ありがとうございます！！めちゃくちゃ嬉しいです！ (2022年11月18日 23時) (レス) id: 6dc15efeab (このIDを非表示/違反報告)
樹里 - すごく面白いです更新頑張ってください (2022年11月17日 22時) (レス) @page8 id: 9ada6708fb (このIDを非表示/違反報告)
私は�� - ログインしておりませんが作者です。ありがとうございます！励みになります！うーん、悩みますね。たぶんならないかと思われます。大親友ってとこですかね。 (2022年11月16日 22時) (レス) id: 6dc15efeab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：私は�� | 作成日時：2022年11月11日 22時
