子猫って言った奴出てこい！【HQ‼】【男主】 (ページ10)

今日:40 hit、昨日:35 hit、合計:21,232 hit

9 ページ10

その後、めっちゃ試合やって…音駒の全勝。

皆で体育館の清掃をしていると、後からとんでも無い視線を感じた。

『っ？！』

勢いよく後ろを振り向くと、オレンジ髪の変な速攻使うコンビの片割れが、こちらを凝視していた。

『……えぇっと？』

「あっ、俺、日向翔陽！！」

『俺は小鯖A、ヨロシク！』

翔陽と手を握りながら軽く挨拶を交わしていると、翔陽がぶっ飛んだ話題を切り込んできた。

「なあ、Aって身長何センチ？」

『ぅ゙っ……』

後ろで鉄朗さんと衛輔さんが笑っているのなんか気にならないくらい、グサッと来る。

『……四捨五入したら160……』

「えぇっ！？俺とあんま変わんないじゃん！！」

『うそ……』

「ほんと！！いやあ〜、意外と同じくらいの身長の人も居るもんだな！！」

なんて言いながら、翔陽は楽しそうにぴょんぴょんと跳ねる。

『……うぅ〜』

リエーフにイジられるのとはまた違う種類のショックな一言で項垂れていると、鉄朗さんが笑いながら俺の背中を叩いた。

「まぁまあ！お前はチビちゃんと同じで小さくても飛べるもんな！！」

『小さいは余計ですよ』

そんなやり取りをしていたらいつの間にか体育館の清掃が終わっていて。

「今日はありがとうございました！！」

「またお願いします！！」

烏野高校の面々に頭を下げて、バスに乗り込んだ。