子猫って言った奴出てこい！【HQ‼】【男主】 (ページ4)

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『衛輔さん、途中まで一緒に帰りましょうや』

「なんだ？また肉まん奢らせる気か？」

『正解っす』

「しゃーねーな」と笑いながら体育館を出る衛輔さんの後を追っていると、いきなり誰かに腕を引っ張られる。

『おわっ！？……って、なんだよ猛虎とリエーフか』

「「俺等もお願いしま〜すっ！！」」

『駄目に決まってんだろ！！肉ま……衛輔さんは俺のものだ！』

「夜久さんは決してお前のものではない！！」

「一緒に帰りましょ〜よ〜」

『うるせー！！』

猛虎とリエーフを何とか振り払って、先に行った衛輔さんの背中を追いかけて走る。

「あ！まてこらっ！」と後ろから聞こえる声を無視して、俺は体育館を後にした。

ーー

『……ただいまぁ』

衛輔さんから奢ってもらった肉まんを片手に、家のドアを開ける。

『………つっても、誰も居ないのか』

手探りで電気のスイッチを押せば、パチッという音と共に部屋が明るくなる。

『……あちぃ』

クーラーをつけてから肉まんの袋を開けて、かぶりつく。

『……んま』

モグモグと口を動かしながら冷蔵庫に貼ってあるカレンダーを見て今日の日付にバツをつけた。

『眠い……』

風呂は……シャワーで済ますか。