1話 ページ2
｢やっとクリアできたぁ…！｣
私は、長時間コントローラーを手にして丸まった背中を伸ばした。やっとPルートをクリアできた喜びと、ゲームが終わってしまう寂しさに泣きそうになる。美しい太陽を眺めるみんなの背を見ながら、ふと、これでフリスク達はみんな幸せになって、みんなこの旅にははじめから私の存在など無かったかのように地上で暮らして行くのかな…そう思い、少し悲しくなった。まぁでも、オタクとしてはみんなが幸せなら本望だから！と心を入れ替えていたところでスペシャルサンクスが流れ終わり、コントローラーを置こうとしたその時、
｢え？｣
画面は布団で寝ているフリスクの部屋ではなく、スノーフルの街。そしてそこには私そっくりのキャラクターが立っていた。
｢誰？…私？｣
コントローラーをいじってみるとフリスクの時のように動けるし、メニュー画面の名前もしろのままで、まるで今までのゲームの主人公だけが変わってしまったかのようだ。試しにフィールドを移動しようかと思ったその時、
『おまえは誰だ？』
私の疑問を代弁するかのように、その文字は画面に現れた。
私の脳裏に浮かんだある画面。太陽に向かって立ち、話していた皆。1人ずつ右にある地上へ行ってしまう中、1人だけ手前に、否、“下に来た”キャラクター。
いつものポップなフォントとは違うけど、彼のことだからきっと私もわかっていないこの“しろ”のことを警戒してるのだろう。
私はボタンを押し、話を進めた。
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素人【しろ】(プロフ) - ナナさん» 1コメありがとうございます！しろの外見の描写はプレイヤーとほぼ同じという設定上、今作品内では出さない予定ですが、イメージは焦茶のウルフカットで奥2重、ちょっとつり目気味の18歳くらいとなってます。描いて頂けたら幸いです！(小躍りして喜びます) (2021年10月4日 22時) (
レス) id: 86a4c6faba (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - いちこめでっす！おもしろいでっす！更新頑張ってください！！！あと、できればしろのイメイラを描きたいなぁとか絵が下手なのに言ってるんすけど、どうでしょうか？まぁ飽きたら描くのやめるかもですが((((特徴とか書いてくださると嬉しいです！期待はしないでね！ (2021年10月4日 15時) (レス) @page4 id: 7fe20af2a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：素人 | 作成日時：2021年10月3日 15時
